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弾丸ホームカミング

「さて、突撃してみるか」

 事前連絡なんてそんなつまらない事はしない。行ってみて居なかったら観光するだけだしね


「んー、10時くらいに行けば丁度良いかな?」

 朝ごはんには遅く、昼ご飯にはちょっと早い時間。ちょっと暇が出来た頃合いに突撃したら面白いんじゃないかな?


「さて、まずは皆が起きる前に朝ごはん作っておきますか!」

 ご飯食べたら一応皆にも確認してから行く事にしよう。あ、念の為張り紙でもしておくか


「今日は無いと思うけどもし蒼音ちゃんとかが来た場合に、家に居ないって分かる様にしておくか」

 じいちゃんの所で泊まる事になって日曜に帰ってこれなかったら連絡出来ないし、家の塀の裏側か玄関フードの中に張り紙でもしておけば気が付いてもらえるだろう。んーこんな事なら連絡先交換した方が良かったかなぁ?……いや、でも魔法少女の連絡先を持つってちょっとなぁ……


 俺と蒼音ちゃんはご飯友達って所が多分表現として妥当なんだろう。こういうとなんか「体(ご飯)だけの関係だったのね!」と言われそうだけど……


「ま、そんな事より朝ご飯作らなきゃ!」

 そそくさと皆の分も合わせて朝ご飯を作っていく。今回は手作りハンバーガーだ!

 この前のパン屋さんにバンズがあったから試しに買ってみて作ってみようと思ったので作ってみる




「おはようクロト!」「おはよ」「おはようなのじゃ!」「おはようなの!」

「おはよう、朝ご飯出来てるよ?」

 テーブルに並んだハンバーガー、オニオンフライとかフライドポテトとかも用意した


「「「「おぉ~」」」」

 皆も俺が作ったハンバーガーを見て目をキラキラさせている


「皆の世界の料理がどんな物かは分からないけどハンバーガーはミートサンドって名前であるって事は分かったから俺なりに作ってみたよ。もし再現出来そうな他の料理の事も教えてくれれば頑張ってみるよ?」

 自分の知らない料理だったらどうしようも無いけど再現出来る物なら俺のレパートリーに追加出来るかもしれないしな


「おぉ!今度何か頼んでみても良いか?」「良いよ、流石にそっちの世界にしか無い物を使った料理とかは無理だけどね……」

 こっちで入手出来ない物を使った料理はどう頑張っても作れないからそれは勘弁してほしい


「ま、それは置いといて皆食べよ?」

 せっかく作ったハンバーガーが冷める前に食べて欲しい。結構自信作なのだ


「「「「「いただきます!」」」」」

 まずは皆ハンバーガーを一口齧る


「これは!?この前に食べた物とは違うな!」「美味しい!」「懐かしさも感じる味じゃぁ」「野菜多めなの!」

 健康志向とは言わないけれど若干野菜分多めにしておいた。エリュアスは遊園地に行ってないからある意味こっちで初めてのハンバーガー体験になるのかな?


「ほぉこれも美味いのぅ!手が止まらんのじゃ!」

 オニオンフライをパクッと食べるエリュアス。気に入って貰えたようだ




「「「「「ご馳走様でした」」」」」

 皆満足したようで用意したハンバーガーもフライドポテトオニオンフライも全部綺麗に食べられていた


「さて、片付けして掃除して一応張り紙もしておいてたし……後は鍵も閉めておいて、よし行くか!」

「うむ!」「はーい」「行くのー!」「ユーゾーに会えるかのぅ?」

 皆もワクワクしている。さてじゃあ行くかー


「よし、皆準備は良いかな?」

「「「「オッケー」」」」

「じゃあ変身(リリース)!」

 クロガネに変身して家から出る。もちろん影となって人に見られない様にだ


「さぁて、今回は飛んで行くって言ったし……エリュアス頼むよ」

(よーし、やってやるのじゃ!)

 エリュアスフォームに変化して翼を広げる。そしてじいちゃんの家のある本州の方に向かい羽ばたく


「まぁ家にじいちゃんが居なくても俺なら家に上がれるだろうし特に心配しなくても良いか」

 実家の自分の部屋に帰るってちょっと楽しみだな



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