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弾丸ホームカミング

 ベルが意外な柔軟性を発揮して様々なポーズを完了していき、ヨガは終了した


「すげぇな?良くあんなポーズ出来るわ……」

 少なくとも俺よりずっと体が柔らかいわ


「意外と何とかなるです」

 何とかなるものなのだろうか?


「じゃあ次は筋トレでもやるか」

 画面を操作して筋トレの項目を選択する


「単純だけど結構キツイんだよねぇ」

 まずは腕立て伏せだ


「ゆっくりと腕立て伏せをすることでより効果的です!」

 筋トレの先生がゆっくりと腕立て伏せをする


「これはさっきのヨガより出来るぞ!」「ぐへぇ」「結構腕がプルプルするの!」「このくらいなら余裕じゃな?」

 シルエッタは1回でダウンしていた。たまに凄い力を出すのにこういうのはダメなのか……で、ベルじゃなくてケルになってるけど逆じゃ無いのか?と思うのは俺だけだろうか


 20回腕立て伏せをして次の段階……というかこのゲームどんどん無茶な方向に進んでいくのがねぇ……


「では次は片手でやりましょう!10回です!」

 そう言って左手を腰に回し、右手のみで腕立て伏せを続ける


「まだいけるぞ!」「ぐへぇ」「流石にもう無理なの……」「このくらいでないとな!」

 ケルも脱落してしまった。実際俺もこのくらいが限界だ


「やりますね!では次は倒立しながら腕立て伏せです!」

 だから何故難易度が跳ね上がるのか……こんなの出来ないよ……


「倒立は出来るが……流石に」「ぬーん……」「ぬーん……」「くぉぉ!これは中々」

 エリュアスが大きな尻尾でバランスを取りながら腕立て伏せをしている。良く出来るな……


 それから腹筋やスクワット等をしていく。無茶苦茶な奴は流石にスルーさせてもらったが……


「ふぅ、結構疲れたね?」

 一通り遊んでみて結構汗を掻いた


「うむ、結構汗を掻くな……」「先に、ゲームの、意味が、分かった」「お風呂入った後だともう一度入らないとなの!」「良い汗掻いたのじゃ!」


 皆も汗を掻いている。こういうのって言っちゃアレだけど皆はこんな運動で汗が出るとは思ってなかったから結構意外だった


「先にお風呂入って良いよ。俺はちょっとストレッチしてから入るよ」

 ヨガはやったけど一応は気分的にストレッチもしたい気分だった。後こう言えば他の皆も遠慮なく風呂に入ってくれるだろうという魂胆もあった


「ケル、エリュ、一緒に、入ろう」

 シルエッタが2人と一緒にお風呂に入るみたいだ。まぁ女の子だけなら家の風呂でも何とかなるかな?


「良いの!」「たまにはそういうのも良いじゃろぅ。では先に入らせてもらうのじゃ!」

「はいよー、ゆっくり温まってきなー」


 3人がお風呂場に行ったのでヴァイスと俺が居間に残される形となった


「どうする?俺達は2人で一緒に入るか?」

 ストレッチしながらヴァイスに話しかける


「それも良いな、たまには我にも背中を流させてくれ」

「魔王様に背中を流させるだけは気が引けるから俺にも流させてくれよ?」

「「はっはっは」」

 お互いに軽口を言いながら一緒に風呂に入る約束をした


 それから3人が風呂から上がってくるまでの間ヴァイスも一緒にストレッチをして待っていた




「良い湯、だった」「さっぱりしたの~」「女だけというのも中々良いのぅ」


「よし、じゃあ入るか」「そうだな」

 3人が風呂から上がってきたので立ち上がり、風呂場に向かう


「じゃあ今度は男だけで風呂に入ってくるよ」「さっぱりするとしよう」

 俺とヴァイスの2人が並んで風呂場に向かい、歩いていく


「良いなぁ」

 後ろから声が聞こえたけど気にしてはいけない


「今度からヴァイスと一緒に風呂入る様にしようかな」

「ん?何か言ったか?」

「いや別に」

 シルエッタとかを避ける訳では無いがやはり風呂に入る時に気が休めない状況は良くないのでヴァイスと一緒に風呂に入る事も考えたけど、毎回そういう訳じゃ無いのですぐにその考えを頭から消し、ゆっくりと湯に浸かった



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