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クロスドレッサー・ゲームセンター

「いやぁ、ケルと一緒にやって初めてクリア出来たよ。さっすがぁ!」


「えへへ、クロトが缶を撃ってくれたお陰でボスに集中できたの!」

 動画とかでこのボスルートは見たけど攻略出来た人は結構少なかった。もちろんソロでやってる人ばかりだったのでクリアしてる人は皆化け物みたいな腕前だった。それでも二人掛かりだったが、クリア出来た事が嬉しい


「やっぱ役割を分けるって大事だね?」

 クロガネの時はヴァイスとかシルエッタと役割分担とかしてたから分担するのは得意……かな?


「そうなの!楽だったし、楽しかったの!」

 あれが楽しくなかったら俺は泣いちゃうよ?


「良かった、楽しめたのなら一緒にやった甲斐があったよ」

 結構遊んだし、あと何か1つ遊んだら皆の自由にしても良いかもしれない。少し過保護だったか?やはり自分で気になる物を見つけたいとかあるかもしれない


「あと何か一つくらい紹介したら自由時間にしよっか」


「分かったぞ、クロトは最後に何を紹介してくれるのか」

「自由、時間、りょーかい」

「やっと変わってくれたです!僕も遊びたかったです!」

 ケルはさっきのガンシューティングゲームで満足したのかベルに変わったみたいだ


「そうだなぁ、じゃあエアホッケーでもしようか」


「「「エアホッケー?」」」


「4人居るから2対2で遊べるよ?」


「ルールはどんな物なのだ?」


「パックって物をこのマレットって言うんだけどこれで弾いて、相手のゾーンにある穴にパックを入れれば点が入るんだよ」


「ふむふむ」


「で、時間切れになるまでに点が多い方が勝ちっていうシンプルなゲーム。あっ手を使ってパックをガードしたりしちゃダメだよ?パックを触って良いのはマレットだけ」

 とっても簡単なルールだが今回俺達がやるエアホッケーは普通のエアホッケーとちょっと違う


「まぁアレは普通の物とちょっと違うけど楽しいのは変わりないから」

 俺達がやろうとしているのは『パニックホッケー』


 時間経過でとある仕掛けが作動するのでそれがパニックを引き起こすのだ


「チーム分けはどうしようか?」


「「「クロトと!」」」

 これ、どうしよう?


「うーん、どうしよう流石に3回もやるのはあれだしなぁ……」


 公平に決めたいけどどう決めるのが良いかな?


「こうなった時は」


「じゃんけん」


「それで決めるです!」


 そっちの世界にもじゃんけんってあるのね……


「じゃん!」

「けん」

「ポンです!」


 じゃんけんの結果、パーが2人、チョキが1人……勝った人物は


「やったです!勝ったです!」

 ベルが勝利したので俺はベルと組む事になった


「じゃあベルと組むね」


「「ぐぬぬ」」


「シルエッタよ、こうなったら絶対負けぬぞ!」

「分かってる、負けない!」


 二人ともめっちゃやる気出てる。そんなに俺と組みたかったのか……なんか嬉しいな


「僕も負けないです!」


 皆やる気十分なのは分かった。だったら早速やろうじゃないか


「じゃあ皆、始めるよ~」


 お金を入れてゲームスタートする。パックがヴァイス達の方へ出てきた


「これをクロト達の所に弾けば良いのだな?」


「そうそう、真っ直ぐ打ったり壁に当てたりして打つんだよ」


「こうだな!」

 カコッと良い音を鳴らしながらパックが真っ直ぐ飛んで来る。パックをマレットで受けて、ガードする


「そうそう、それでこうすると」

 壁に向かってパックを打つと壁に反射しながらヴァイス達のゾーンに入って行く


「うわわ、あわ」

 シルエッタがガードしようとしたが、抵抗虚しくパックは穴に吸い込まれて行ってしまった


「こんな感じで相手を掻い潜ってゴールを決めるんだ。皆も頑張ってね!」

 打ち方の一例を教えたからこれで皆もすぐやり方も分かるだろう


 そしてやり方が分かった所でそろそろパニック第一陣が来る



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