襲撃騒動の終結
昨日は、次話を書く時間を、爆睡タイムに充てちゃった(笑)
夜が明けて間もない静かな住宅街での騒動に、騒ぎに慌てて駆けつけた近所の住民たちが、【猛る自由人】メンバーが寝起きする寄宿舎を、何事かと遠めに様子を伺う中、人々を掻き分けながら、武装をした者たち向かって来る。
関所で見た各ギルドから集められた自警団の類ではなく、皆が統一された革鎧を着たこの街の正規の兵士たちのようだ。
「朝っぱらから何の騒ぎだッ!」
兵士たちの中から、隊長らしき風貌の壮年が、俺たちに怒号をとばす。
「仲間が、得体の知れないヤツに襲われた。それで、マサが…いや、使役したオーガが、ソイツに吠えかかってしまって、すいません。」
ロイが、隊長の男に向かい、事の顛末を説明し始める。
「チッ、お前ら冒険者とか言う奴等は、やたらと騒ぎを起こす。魔物なんかを街に連れ込みやがって、面倒事ばかりふやすんじゃねえッ!」
隊長はロイに向かって、諷刺を込めた嫌味を、蔑んだ表情で意見する。
「すいません!ノリスさん。」
ロイは、ノリスと呼ばれた隊長の嘲罵を、何でもなく聞き過ごして、騒ぎの矛先を納めようと振る舞う。
「で、その襲ってきた輩はどうした?」
「俺たちが駆け付けて、一戦交えたあとすぐに、幽鬼のように消えちまって……」
「まあいい、わかった。ダンカン、お前が後で領事館へ来て説明をしろ。わかった
な。」
隊長は、ロイの後ろに控えるダンカンに向かい、一言述べると背を向け、兵士たちに巡回警備の指示を出して、さっさと帰って行った。
「ふえぇ。何だったんだ、さっきの赤いの?リズの矢が素通りしやだったぞ。」
ロイは、おどけた素振りで皆の方に振り向き、特異な襲撃者に頭を捻る。
「ネルが襲われたけれども、狙われてたのはマサよねえ?」
リズが、俺に視線で説明を求める。
「ネルは巻き込まれただけだ。アイツは俺と同じ世界から来た存在のようだ。俺も詳しくはわからないが、不意に突然現れ、俺の持つコレを何やら急かす為に、ネルを犠牲に試しやがった。」
俺は、【トリガーターミナル】を取りだし、ヤツとのやり取りを説明した。
皆、俺が持つ機械的な形状のトリガーターミナルを、訝しげに除き混んで思い悩む。
「こいつは、マサの世界で何に使うモノなんだ?」
ジェイルが、見たことも無い形状のアイテムの奇っ怪さに、俺に用途を尋ねかける。
「俺も良くわからん。結果的にネルに使った事で、ネルを救う事ができたが、運悪く俺が使用を躊躇して、後少し遅れていれば、ネルをコイツで殺してしまってたはずだ。」
俺はトリガーターミナルを握りしめ、わずかばかり顔色が良くなったネルに向き直る。
「そのアイテムは、傷つけられた人を、治す力があるのかしら?」
何やら興味を持ったリズが、トリガーターミナルを見つめながら問いかけてきた。
「いや、厳密にはわからないが、その様な用途で使うモノじゃないと思う。ネルの傷が治ったのは、副次的な効果か何かだと思う。」
俺は今回の結果は、たまたまそうなっただけだと、何となく理解出来ている。
「ネル、どうだ?自分の身体にその、違和感はないか?」
俺は、申し訳ない思いのまま、ネルに問いかける。
「刺された時は、呼吸が…うまく出来なくて……苦しかったけど、マサがトリガー……ターミナルの力を使ってくれて直ぐに、苦しく無…くなったよ。」
まだゾーラに身体を支えられながら、俺を慮ってか死の淵をかいま見たことの怖さを堪え忍び、途中言葉を詰まらせながらも、かいつまんで話してくれた。
「ネル、すまない。俺となんか関わりをもったばっかりに。」
「気にしないで、マサが居なかったら、私死んでたもん。」
ネルの感謝の言葉に、俺自身の不甲斐なさに情けなくなる。
「取り敢えず、周囲に皆が集まっている事だし、この後の事はあとで話し合いましょう。」
リズの言葉に、俺たちはこの場を解散する事にした。
俺は、独り自分に宛がわれた場所に戻り、手にしたトリガーターミナルを、見つめ続けるのだった。
エクレアサンダーあるある
登場人物たちの居る街の名前が出ていない(笑)
日時は換わったが、マサが転移してまだ24時間経過していない(笑)
もうそろそろ、書き始めて、1ヶ月が経とうとしている(笑)
この話、1年書き続けても、半月ぐらいしか、話の中は進まなくね?(笑)




