トリガーアデプト
やっとトリガー
やっトリガー(笑)
ガアアアアアアァァァァァァッッ!!!!!
夜が明けて間も無く、まだ小鳥たちすら目覚めたばかりの街に、大気を震わす咆哮が響く。
マサが咆哮を勢いに換えて、真っ赤なローブを纏った輩に、本能のままに襲いかかる。
だが、マサから放たれた拳は、悉く赤いローブをすり抜けてしまう。
しかし、マサは己の衝動を止める事など出来ず、叩き続けるが空を斬る、ならばと掴みかかるが虚しくすり抜けて、周囲に苛立ちの唸りばかりが噴き荒れる。
『無駄だよ。今の君では僕を触れる事すらできない。』
ソイツは、目深に被ったフードから覗く口許に、嘲笑をたたえながら言った。
「何故だッ!!どうしてネルを、殺したッ!!」
『僕は確かにヤッたが、《殺って》はいないよ。まだね。フフフフッ。』
「どう言う事だッ!!」
俺は激しい怒りの衝動を、ソイツの違和感のある言葉の中に、わずかばかりの可能性を掴もうと模索する。
『キミがこの世界から託されたモノを、ちゃんと理解出来なければ、キミはこの世界で、キミの大切なモノから失って行く事になるのさ。』
俺は、ハッとなり、砕け散る事を恐れるかのように、両腕で自分を抱き締め膝をつくネルを、背中越しに抱き締める。
「ネル、しっかりしろっ!ネルっ、ネルっ。」
「マ…サ…ッ……。」
「ネルッ、ネルッ!」
ネルの肺に残った空気を、絞り出すような呼び掛けに、俺はどうしていいかわからず、ネルの名前を呼ぶ。
『早くアデプトしないと、本当にその子、死んじゃうよ。フフフッ。』
俺は、ソイツの言葉の意味を理解する間もなく、ネルの懐から突き出る【トリガーターミナル】を躊躇なく掴むと同時に、掴んだ手にネルの両手が、俺の甲に力なく被さる。
「…………。」
ネルの何かを伝えたいか言葉が出ない、僅かに唇が震えた後、俺を見つめて儚げに微笑をうかべる。
俺は、握りしめている【トリガーターミナル】へ、ネルから伝わる温もりと伴に、自分の全ての存在とを合わせ、あらん限りの思いを注ぎ込む。
『 接続対象【エレン⋅クーベルフリン】への、トリガーサ
ーキットの融合を行いますか? YES/NO 』
「何でもいい。俺の捧げられるモノを全部ネルに。ネルが助かるなら、」
俺は苛立たし気に、頭の中で強要為る。
『 【エレン⋅クーベルフリン】へ融合シークエンス省略。
接続対象者へ直接融合コネクト開始。
トリガーターミナル、オーバーロード。
コンプリートから2秒後、バックラッシュ来ます。
衝撃に備えてください。 』
そのメッセージを確認した瞬間、俺は咄嗟にネルを抱き締めた。
ノープランだと、機械的な言い回しを打ち込むのが辛い(笑)
お昼に投稿しようとしてたら、ターミナルからのメッセージを考えるのに、投稿を頓挫(笑)
行きあたちばったりで書いてるので、細かい事は気にしては行けませんよ(笑)




