QED
「ヘビサイド展開!」
片目を手で塞ぎ、凝視する。
「見えた。部分分数分解!」
勇者の剣が一閃する。
敵が部分分数に分解された。
「いまだ、畳み込め!」
敵が次々に消えていく。
「最後はお前達だ」
「勇者、時間がないぞ!ここはは俺に任せろ」
屈強な戦士が叫ぶ。
「二項定理!」
力業で敵を1つ1つ粉砕する。
「中点連結」
魔法使いのソフィーさけぶ
「ラスボスへの道は繋いだわ。先に行って」
ありがとうみんな。
待っていろ魔王フェルマー!
地下三階
「今から俺はお前を否定してやる」
「果たしてできるかな、勇者よ」
「無限降下法」
「な、なんだと」
勇者の剣が魔王の体を分断する。
「大きな魔王から、小さな魔王を構成してやったぜ」
「くそ、やるな勇者め、だが私はまだ倒れておらんぞ」
「もう勝負はついてるぜ、お前は認めてしまった」
「な、何!」
魔王の体が次々に分裂し、小さくなっていく。
「これが私の方法」
「うおー、我が、我が消えて行く」
「自然は無限を許さない。消えな!」
魔王は倒された。
勇者は地面に剣を突き立てる。
「QEDだぜ」
『ふふふ、安心するのはまだ早いぞ勇者よ、私は何度でもよみがえる。首を洗って待っているがいい』
「やったな勇者」「やったわね」
戦士と魔法使いも満身創痍だったが大問を倒したみたいだ。
「ああ、俺たちの補習はこれからだ!」
3人は夕日に向かって熱く叫んだ。




