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QED

作者: 森林樹木
掲載日:2026/03/02

「ヘビサイド展開!」


 片目を手で塞ぎ、凝視する。


「見えた。部分分数分解!」


 勇者の剣が一閃する。

 敵が部分分数ばらばらに分解された。


「いまだ、畳み込め!」


 敵が次々に消えていく。


「最後はお前達だ」




「勇者、時間がないぞ!ここはは俺に任せろ」

 屈強な戦士が叫ぶ。

二項定理パワー!」

 力業で敵を1つ1つ粉砕する。



「中点連結」


 魔法使いのソフィーさけぶ


「ラスボスへの道は繋いだわ。先に行って」



 ありがとうみんな。

 待っていろ魔王フェルマー!


地下三階


「今から俺はお前を否定してやる」


「果たしてできるかな、勇者よ」


「無限降下法」


「な、なんだと」


 勇者の剣が魔王の体を分断する。


「大きな魔王から、小さな魔王を構成してやったぜ」


「くそ、やるな勇者め、だが私はまだ倒れておらんぞ」


「もう勝負はついてるぜ、お前は認めてしまった」


「な、何!」


 魔王の体が次々に分裂し、小さくなっていく。


「これが私の方法」


「うおー、我が、我が消えて行く」


「自然は無限を許さない。消えな!」


 魔王は倒された。

 勇者は地面に剣を突き立てる。


「QEDだぜ」


『ふふふ、安心するのはまだ早いぞ勇者よ、私は何度でもよみがえる。首を洗って待っているがいい』


「やったな勇者」「やったわね」

 戦士と魔法使いも満身創痍だったが大問ボスを倒したみたいだ。


「ああ、俺たちの補習たたかいはこれからだ!」


 3人は夕日に向かって熱く叫んだ。

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