第3部:聖なる変異と青き檻 エンディング
画面が深いコバルトブルーから再びフェードインすると、そこには工場の巨大な煙突を背景に、数え切れないほどの「青い肌の民」が広場を埋め尽くしている光景が広がる。彼らは皆、年齢も性別も関係なく、透き通るような青い肌を持ち、多指症の指を輝かせ、あるいは皮膚が鱗状に変質している。
けたたましいタブラと、どこか間抜けな音階のシタールが鳴り響き、ボリウッド映画特有の軽快だが、どこか不穏なリズムが始まる。群衆の中から、先ほど水を飲んだ青年が軽やかに飛び出し、まるで糸の切れた人形のように奇妙な関節の動きでダンスを始める。彼の後ろに続くように、数え切れないほどの青い民が、一斉に踊り出す。彼らのダンスは、一見すると伝統的なインド舞踊のようだが、節々が腫れ上がった手足や、奇妙に曲がる指を強調するようなコミカルでグロテスクな振り付けだ。顔には狂気じみた笑顔が貼り付き、その濁った瞳は一点の曇りもなく幸福に満ちている。
太陽が傾き、青い空が赤く染まり始める中、彼らは歌い始める。その歌声は、歓喜に満ちているが、どこか現実離れした響きを持っている。
(歌い出し)
「ああ、ガンガーよ、我が母よ!
コバルトの贈り物、受け取らん!
昔の泥水、何の価値もなし!
今や青こそ、神の色!
(コーラス)
青い指、青い肌、青い血潮!
ニーラ・ヴァンシャ、選ばれし民!
BNI、我が神、生命の源!
踊れ、歌え、青き奇跡!」
青年が泥水で顔に奇妙な模様を描き、クルクルと回りながら、節々が不自然に曲がる腰を突き出すような滑稽な動きを見せる。周囲のダンサーたちも、六本の指を器用に使い、空に向かって青い水を撒き散らし、それが顔にかかるたびに歓喜の声を上げる。彼らは互いの鱗状の皮膚を撫で合い、まるで新しいファッションを褒め合うかのように笑顔を交わす。
(二番)
「昔の賢者、何を説いた?
『健康』『安全』、古い言葉!
今は『苦しみ』こそ、聖なる道!
痛みは神への、供え物!
(コーラス)
青い指、青い肌、青い血潮!
ニーラ・ヴァンシャ、選ばれし民!
BNI、我が神、生命の源!
踊れ、歌え、青き奇跡!」
老いたラジェシュに代わって、若き李の後継者である中国幹部が、工場の最上階のバルコニーに現れる。彼は腕を組み、冷ややかな視線で踊る群衆を見下ろしている。その表情には、一切の感情の揺れがない。まるで完璧にプログラムされた機械の動きを見るかのように、その光景を眺めている。
(ブリッジ)
「医者は去った、学者も去った!
皆、悪魔の使いだったのだ!
我らの神は、この青い水!
永遠に続く、聖なる契約!」
ダンスは次第に激しさを増し、狂乱の頂点に達する。多指症の子供たちが輪になって手を繋ぎ、不自然なほどの速さで回転する。彼らの青白い顔は汗と泥で輝き、目は濁りながらも幸福に燃え上がっている。
(最後のコーラス)
「青い指、青い肌、青い血潮!
ニーラ・ヴァンシャ、選ばれし民!
BNI、我が神、生命の源!
踊れ、歌え、青き奇跡!
ラーマ・ラーマ、シヴァ・シヴァ!
青き祝福、永遠なれ!」
歌とダンスが最高潮に達した瞬間、工場から巨大なコバルトブルーの煙が勢いよく噴出し、夕焼けの空に溶けていく。その煙が、踊り狂う人々の頭上を覆い尽くし、まるで彼らを祝福するかのように降り注ぐ。青年は泥まみれの顔で天を仰ぎ、両手を広げてその煙を受け止め、恍惚の表情で大きく口を開け、再びその甘い毒の煙を吸い込んだ。その姿は、まさしく「神に選ばれし者」の狂気と幸福の象徴であった。




