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希望  作者: 味菜衣
2/5

二話

指の端のささくれが急に傷んだ。

意識が戻ってきたんだ。

俺は街にいた。

しかし、俺はこの街を知らない。

その上通行人は一人もいない。

「!」

道路に雀の死体があった。

まだ熱かった。俺は怖かった。

そして…

いつのまにか、あめが降っていた。

北風が吹いて寒くなった。

俺はイライラした。

雷も降ってきた。

とりあえず建築物の下で休むことにした。

どうやら大型デパートらしく、床は高級そうな大理石。

しかし人は誰もいない。もう夜で、明らかに都会っぽくて星は見えないはずなのに、今日だけは綺麗に見えた。

「はろうぃんごっこ」

ハロウィンごっこでこうなるなんて、、とっとと家に帰って借金を返さねえと、

ん?いま声が聞こえたような…

「かいほうされたね」

「よかったね」

「うれしいね」

「…?」

絶対に聞こえた、今のは絶対に。

ってことは人がいるってことだ。

「会ってやる。絶対に会って…」

家に帰りたい、は言葉にできなかった。


寝てしまっていた。

朝焼けは綺麗に地面を照らして、ホテルのフロアは光り輝いている蛍のようだ。

電気がついていないからね。

急いでフロアを降りた。目指すは2階、「おもちゃ売り場」

なんでおもちゃなんかに向かうのかって?いや、そりゃそうだろ。あの声は子供の声だったんだから。

「…あ…し…ね!」

声だ!昨日のと同じの…

「おい!どこだ!」

ついつい声に出してしまった。まるで消えてしまいそうなか細い声だったからな。

「つ………て…ね!」

また聞こえた。

俺は声が聞こえる方にぐんぐん進んでいった。

するとそこにあったのは…

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