表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/5

番外編1(新作投稿しました)

新作を投稿しました。下記のURLのリンクをクリックすると読めます。


 後宮暮らしにもようやく慣れた頃、とある事件が起こる。


 エミリアの友人であるアイシャが大切にとっておいたスイーツを何者かが食べてしまったのだ。


 アイシャはエミリアにわたしのカヌレの敵を取ってと泣きついてきたので調査を始めるが、犯人は案の定、後宮の妃候補だった。


 アイシャに嫌がらせをし、妃候補を辞退させようという腹づもりであるようだ。


 そのような卑劣な手段は許さない! とエミリアは持ち前の推理能力を駆使し、犯人を追い詰める。

 証拠と証言を積み上げて、理路整然と犯人を追い詰める、犯人は開き直った。


 犯行が行われた当日、後宮を留守にしていたと主張し始めたのだ。


 しらばっくれられるのは当然なのでエミリアは当日、なにをしていたか尋ねる。


「当日は、朝起きたら10分で支度をして馬車に乗ったの。そうしたら向かいからドラゴンがやってきてわたしの馬車を炎で燃やしたの。わたしはすんでのところで逃げて、川に飛び込むのだけど、泳げないことを思い出して溺れるの。でも、川の人魚たちがわたしを助けてくれて、岸まで運んでくれたの。わたしはたき火で服を乾かしていたらいつの間にか夜になっていて、月から兎の使者がやってきてお団子をごちそうになったの。そのまま兎を枕にして野営をして、翌日、城に送り届けてもらったのよ」


 それが犯行当日の行動らしいが、アイシャは呆れてものも言えない法螺ね、と言った。しかし、残念なことに彼女の嘘を証明するのはこちらの責任であった。荒唐無稽ゆえに逆に証明できないと、アイシャは嘆くが、エミリアはそんなことはありません、と彼女に返す。


「むしろ、この貴妃候補は墓穴を掘りましたよ。指導長に嘘つきの泥棒だと報告しましょう」


「ええー、でも、もしかしたらドラゴンも兎さんも真実かもよ?」


「かもしれませんね。でも、朝起きたら10分で支度したというのは嘘です」


「なんでそう言い切れるの?」


「10分で支度を終えられる女性がこの世に存在するわけがありません」


 エミリアはきっぱりと断言をした。


 アイシャは苦笑いを浮かべ、「たしかに……」と言った。

新作を投稿しました。下記のURLのリンクをクリックすると読めます。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ