旦那様は?
レオハンブラの総領事館に到着しました。
こちらの館内にある、宿泊施設にお世話になります。
部屋へ荷物を置いて、まずはギャバン様とこれからの予定を確認します。
パティには部屋で荷物の整理をお願いして、メルビと2人で教えてもらった応接室へ向かいます。
中にはもうギャバン様達が待っておられました。
「では、これからの予定ですが、明日の午前中にトレビス代表が挨拶をしたいと申していますので、お時間を頂きます。
場所は総領府の面談の間になります。」
「分かりました。
総領府はここからどれ程ですの?」
「馬車で五分程です
出発時間に玄関ホールの方へお越しください」
「分かりました」
「トレビス代表の挨拶の後、もしよけれ町をご案内いたしますよ。
ただ夜に歓迎の晩餐を準備していますので、そんなに遠出は出来ませんが…」
「ありがとうございます。
取りあえずこの界隈を案内して頂けるとうれしいですわ」
「今日はもうすぐ夕食の時間になりますので、後はゆっくりしていただいて」
「あの1つ質問をよろしいですか?」
「ええ、なんなりと」
「ギャバン様はテオバルド・ロエベ様を、ご存じですか?」
「はい、もちろんでございます。リディアーヌ様の旦那様でいらっしゃる事も聞いております」
「そうですか」
取りあえずホッとした。
でも、何も言われないということは、もしかしたら急いで書いた手紙はまだ旦那様に届いてないのかもしれなかった。
「あの、もしかしてリディアーヌ様は何もお聞きでないですか?
今、テオバルド様は国の西にある森を視察に出ています。
この森が鳥類の生息地として有名なのです」
「まあ、そうでしたか。
では旦那様は今度の取り引きの為に?」
「はい、出来るだけ滞在中されている間に帰って来たいとは言っておられました」
「こちらにいないと言うことは、多分私が来ている事も知りませんね。
急いで手紙は出したんですけれど…」
「そうでしたか、こちらから急ぎで知らせを出しておきましょう」
やっぱり簡単には会うことが出来ない運命なのでしょうか?
旦那様との対面はまだお預けです。




