告白
テオバルド様の手紙の提案を受けて、私はテッドとドミニクに結婚の事を話す事にしました。
これを言わないと、話が進まないからです。
「ずっと話そうと思っていたのだけれど、自分の事だしなかなか言い出せなかったのだけれど」
2人ともじっとこちらを見てるので、とても言いづらいけど、何とか気持ちを奮い立たせて言います。
「実は私、結婚したの。
もうすぐ半年経つかしらね」
「え? 結婚ですか?」
ドミニクがびっくりしている。
テッドは無言になってる。
「2人とも、ロエベ男爵が我が伯爵家に援助を申し出てくれた話はしたわよね?
その時にロエベ男爵の子息のテオバルド様との結婚話も持ち込まれたの」
「それでは、お嬢様はこの領地の為に…」
「そんな悲観的に考えないで。
私は貴族の娘だから、いずれは伯爵家の為の結婚をしていたはずだし。
それが早まっただけの事、それに私とテオバルド様の仲は良好なの」
それを聞いてドミニクは安堵している。
「まあ、結婚の事はいいのよ、別に。
そうではなくてね。
私の旦那様は今ワグナー共和国にいるのよ」
私は先日3人で相談した話と同じ心配をテオバルド様がしていて、ワグナー共和国の代表者に国として、うちの商会と契約をするように進言してくれている事を話した。
「なんと、まさかこのタイミングでそのような手紙が来ていたんですか!」
「ふふ、私と旦那様は縁があるでしょ?」
と変な自慢をしてしまった。
「でも、これで心配はなくなりますね」
テッドが言った。
私たちはこれからの相談をした
テッドはまた実家に戻る時期なので、ワグナー共和国にはドミニクに行ってもらう事になった。
私も行きたい所だけど、さすがに勝手に他の国に行くのはお父様に怒られる。
ドミニクったら、私より先にテオバルド様に会うのかしら?
とりあえず、決まった事をテオバルド様に知らせなくてはね。
部屋を出る時に2人が言った。
「遅くなりましたけど、結婚おめでとうございます」
私、結婚してはじめて言われたかも。




