上々の反響
プルミエル侯爵夫人は、お母様と我が家へ髪飾りを見に来る約束を取り付けて、とても満足していらっしゃいます。
夫人は母と並び社交界でも素敵な着こなしをされることで有名なオピニオンリーダーの1人ですので、私の髪飾りが認められたも同然です。
これでますます自信が出てきました。
お母様と少し喉を潤しながら、明日以降の予定などを確認して1度お茶を開く話をしていると
知り合いの令嬢たちが集まってきました。
「リディアーヌ様お久しぶりです。このところ全然夜会でお見かけしませんでしたわね」
「ナンシー様お久しぶりでごさいます、
マルクスの方へ行っていたのですよ」
「リディアーヌ様はご自分で商会をなさっていますものね。
あの、もしかしてその髪飾りも?」
「パトリシア様正解ですわ」
みんながワアと声をあげます。
余程気になって集まって来たようです。
私は後ろを向いてよく見える様にして、説明します。
「今度、私の商会から売り出そうと思っていますのよ」
「ねえ、リディアーヌ様どうして、こんなに綺麗な色なのですか?
今、王都で買えるものはみんなもっと暗い色の物ばかりですわ」
「これは、他国から羽根を買い付けているのですけど、羽根本来の色なのですよ」
「え? 色をつけている訳ではないのですか?」
「ええ、この色の鳥がいるんですって」
「「まあ!」」
そうですよね。
この国にはこんなに綺麗な色の鳥はいませんもの。
だから、羽根は白や黒、ねずみ色が主流です。
それを染料で無理やり染めているのです。
「他の色もあるんですよ、近いうちにお茶会を開いてお披露目しようと思っておりますの、よろしかったら…」
「「「是非!」」」
あらあら、食いぎみの返事を頂きました。
と言うことで親しい令嬢たちをお茶会に招待いたしました。
今日の収穫は充分ですね。
◇◇◇◇◇◇◇
家に帰ってからも、私の髪飾りをみなさんが注目してくれた事に興奮が収まりません。
眠れそうにないので、テオバルド様に手紙を書いています。
昼間出したばかりなのに、嬉しすぎて、また書いてしまいました。
だって、旦那さまにすぐに髪飾りの話をしたくなってしまったのですよ。
きっと誉めてくれますね。




