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久しぶりの夜会

お母様が選んだ髪飾りは黄色の羽根を主体に少し白の羽根をアクセントにしているもので造花と組み合わせて作ったものでした。


お母様は赤いドレスの予定だったのですが、薄紫と白のドレスに変えられ、ウエスト辺りの左側に黄色い花飾りをあしらってポイントにされています。


ここで同色の黄色のドレスを選ばないのがさすがおしゃれ上級者です。



宝石はきれいなレモン色のイエローサファイアとダイヤのイヤリングと首飾りにしたようです。


私は、テオバルド様が贈ってくれたサファイアとダイヤのイヤリングとネックレスを付けるつもりで、ドレスを選びます。


お母様曰くブルー系のドレスだと、ネックレスや髪飾りが目立たないとのこと。


そこでお母様はベージュに近いベビーピンクと、うす~いオレンジ色のドレス2着を候補に選んできました。

どちらも素敵ですが、ドレスのデザインでオレンジを選びました。

オレンジのドレスの方がAラインのスッキリとしたものでわたしの好みに合いました。


オレンジと青と聞くと奇抜ですが、薄いパステルオレンジなので派手ではありません。


そこに私の作った髪飾りですが

濃い鮮やかな青の羽根と水色の薄い青色の産毛の様な羽根を使って、大きめの青いガラスで作った花をあしらった髪飾りです。


私の渾身のデザインですが、どう評価されるか楽しみです。



◇◇◇◇◇◇◇



お母様と馬車に揺られて、今日の夜会会場である。

プルミエル侯爵邸に到着です。


会場に入って行くと、皆さんの視線が降り注ぎます。


ドレス、宝石、そして今流行りの羽根飾りを品評されています


でも…悪くない感触ですね。


まず、お母様とプルミエル夫妻の所へご挨拶にいきました。


「本日はお招き頂きましてありがとうございます

娘がちょうど領地より戻って参りましたので、連れて参りましたの」


「侯爵様、マリエンヌ様、お久しぶりでごさいます。

本日は母に誘われて、お邪魔いたしました」


「ようこそ、おふたりとも今夜もお綺麗だ。

ゆっくりしていってください」


「エヴァリーヌ様ようこそ、リディアーヌ嬢も久しぶりですね」

とプルミエル侯爵と夫人からご挨拶頂きました。



「ねぇ? エヴァリーヌ様?

先程から、気になっていたのですけど、その髪飾りどちらの物ですの?」


「マリエンヌ様、お目に止まりました?

これはリディアーヌが商会で売り出す予定の髪飾りなのですよ」


「まあリディアーヌ様の?

マルクスの商会でしたかしら?

そちらでお作りになっているの?」


滅茶苦茶食いついてくれています。

これは予想以上の反響をもらえるかも!?



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