素敵な贈り物
数日後、ロエベ男爵がきました。
「リディアーヌ様、お久しぶりですね、お変わりありませんか?」
「はい、私は至って元気ですし、変わりなく過ごしております」
「それは良かった。
こちらは息子が送って参りましたリディアーヌ様へのプレゼントですよ」
「まあ、テオバルド様からですか?」
綺麗な化粧箱は明らかに、宝石類を連想させる。
そっと箱を開けるると中には美しいお揃いのイヤリングとネックレス
ブルーを基調にしたデザインでサファイアとダイヤがあしらわれていた。
「まあ、素敵!」
とても見事な出来で、リディアーヌの好みにぴったりだった。
その上、今回作って来た髪飾りとよく合いそうだ。
すごい偶然だわ、まだテオバルド様には髪飾りの事は言っていないのに。
社交界の反応を見てから手紙に書こうと思っていたのだ。
自分の為に作った髪飾りは白と青の羽を使ったものだったのです。
「気に入って頂けましたか?」
ロエベ男爵はニコニコしなが、尋ねた。
「はい、とても素敵ですね
私このようなデザインが大好きですの」
「それは、よかった。息子もリディアーヌ様の好みを分かっていたのですかね?」
「それが、不思議なんですけど…
今までドレスやお飾りの話しはしたことなかったように思いますのに」
「ほうほう、では好みが似ているのですかな?」
嬉しそうに言ってきた。
確かに、手紙のやり取りも、気になる所や嫌に思うところはない。
お互いの好みが似ていると言うのは一理あるかもしれなかった。
「リディアーヌ様が気に入って下さったと言っておきますよ」
「ありがとうございます
私も手紙でお礼を書きますわ」




