表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

加藤良介 エッセイ集

小説家になろうにおける考察が少なすぎる件についての考察

作者: 加藤 良介

 はい。タイトルから日本語勉強し直して来いという励ましのお言葉を脳内で勝手に再生しながら。

 こんにちは。メインで書いている小説の筆が進まず考察に逃げている加藤良介と申します。

 コロナが猛威を振るっている中いかがお過ごしでしょうか。

 さて皆さまはこの文章に行き着いたということは「考察」について関心があると思いますが、「小説家になろう」では考察文が少ないとお感じになられませんでしたでしょうか。

 毎日、いえ毎時、毎秒とすさまじい数の文章が投稿されているこの界隈において考察文は思ったより少ない、というかほとんど無い。 

 この文章を書く前は不遜にも「ガンダム」についての考察を書いてやろうと考えておりました 

 当然下調べは必要。

 「小説家になろう」においてどのような考察が出回っているのか。内容が被らないようにしたいし、勉強になる考察もあるだろう。 

 そこで私は検索ワードで「ガンダム」と入力する。

 ガンダムの二次創作は認められていないからその手の文章はないはず。楽勝で考察が見つかるでしょう。

 検索の結果70個程度の文章がヒットしました。この段階で「少ねぇな」という印象を受けましたが、タイトル列を見るとびっくりほとんどガンダムには直接関係のないものばかり。

 考察というか感想文みたいなものが数点あるだけでした。

 嘘でしょ。ガンダムだよ。それこそ数えきれない考察文が入り乱れて、バチバチに炎上しながら殴り合っている修羅の世界を想像してたのに。数えるほどって。

 嘘だといってよバーニィ。

 

 「小説家になろう」において考察はダメなのか。

 不安に駆られ利用規約を読む私。

 二次創作はダメだけど、考察がダメなんてどこにも書いてないんですけど。

 それに、この文章より前に2本原作ありの考察を上げましたがどこからもお叱りはない。

 大丈夫のはずだ。うんうん。

 では、どうしてないのでしょうか。

 私の書いた考察は、それなりの人数の方々に読んでいただけているし、感想や評価もいただいています。需要が無いとは思えない。


 試しに「ルパン」を検索。私が子供のころから現在に至るまで大好きな作品。

 アニメのキャラになれるなら誰が良いか、という質問を受けたら迷わず「ルパン三世」と答えるでしょう。

 ガンダムよりも息の長い作品でファンも多く、特に宮崎駿監督が手掛けた話もあるので考察する材料に不足はない。

 おお。ガンダムよりたくさんヒットするではないか。

 よいぞよいぞ。みんなルパンが好きなんだね。

 しかし、タイトル列にはルパンのルの字もない。なんでだよ。

 よくよく見るとこれは私の検索ミス。

 ダブル・パンチでルパン。ガルパンでルパン。

 これは一本取られたね。ていうかダブルパンチ多いな。


 今度はエヴァンゲリヲンを検索。

 私の世代ではこちらの方がガンダムより人気があったと思う。これならどうだ。

 結果は芳しくありませんでした。

 なんでだよ。みんな大好きでしょう。

 私の知人の中にはそれまでアニメなんか見向きもしなかったのに、パチンコからエヴァに触れてその魅力に嵌ってしまい、最終的には私がドン引きするほどのエヴァマニアになった人かいるくらい作品なのに。

 よし。分かった。

 ガンニョムやエヴァは時代遅れなんだ。初代ルパンなんて生まれる前だもん。

 「小説家になろう」読者の年齢分布はよく知りませんが私より若い人が多いに違いない。

 「ガンダム?聞いたことあるけど観たことないよ」

 これに違いない。

 ここで取り出だしたりますは伝家の宝刀「けものフレンズ」だ。

 比較的最近の作品でしょ。

 私は観たことありませんが、凄く人気が出た後、めっちゃ炎上した作品ということは知っていましたので考察文は無くとも何かしらの文章があるに違いない。

 出た。

 確かに出たましたが、やはり私の期待より数は少ない。

 どうして考察が少ないのだろ。

 オリジナルの小説を書くより遥かにお手軽に書けるような気がするんですけど。

 異世界転生するよりよっぽど簡単。

 やはり炎上が怖いのかな。

 しかし、5chのようなレスバトルになるフォーマットではないので、そこまで燃えないと思うんですけど。

 わたしは5chで考察する方が危険だと思います。120%本来の趣旨から外れるだろう。

 

 せっかく自分の意見や考察、はては妄想まで気軽にUPして多くの人に読んでもらえる可能性があるフォーマットなのに、それを利用している人が少ないように感じました。

 無論。フェイクニースやヘイトスピーチは規制されてしかるべきだと考えます。

 しかし、個人が特定されるわけでもない「小説家になろう」において気軽に自身の意見を書く人が少ないのは残念です。


 結論としてはどうして考察が少ないのか分かりませんでしたが自分の作品を書く人がたくさんいる中、自分の意見を書く人が極端に少ないことが知れて興味深かったです。

 もちろん「小説家になろう」なのだから小説がメインなのはその通りですが、運営さんがエッセイの枠も作ってくれているのだから使おうよ。

 私的には作品と意見は意見≧作品の関係にあるような気がしております。

 意見の全てが作品に反映されるわけではありませんが、確実にその人の意見が反映されるのが作品です。

 せっかく「言論の自由」がある国に生まれたのですから、自分の意見を上げてみませんか。

 「下らん。知識不足だ。妄想だ。結論がしょうもない」

 そう言われたっていいじゃないですか。

 読者への敬意を忘れなければそうそう炎上したりしませんよ。

 たぶん。 

 それでは、ここまでお付き合い頂いて誠にありがとうございます。

 これにて失礼致します。


連載小説も鋭意製作中でございます。お目こぼしをお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言]  実は、ガンダムとかエヴァを主題に考察モノを発表すると、ファンから攻撃を受けるので、大抵の場合は、もっと普遍的なことをテーマにしながら、それらを語る場合が多いとは思います。  しかし、なろ…
[一言] 面白かったです。 確かになろうは考察と言うより、感想文的なものか多い気がします。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ