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触手の分類~界~

前項にて、触手は「生物」であると判断し、話を進めていく。


「生物」は、その体のつくりや生活のしかたがそれぞれ異なるという多様性を持つ。

もちろん人間も生物だし、昆虫も生物であるが、これをひとくくりに「生物」といっては大変な混乱が生じるであろうことは容易に想像がつくと思う。


生物はその多様性のため、分類が必要となる。


今回、触手の分類を行っていくうえでは、現在ほぼ一般的に使われている分類体系フレームである、

(かい)」「(もん)」「(こう)」「(もく)」「()」「(ぞく)」「(しゅ)

を使用していく。※注1、注2


※注1:本来、界の上には「ドメイン」があり、「細菌」「古細菌」「真核生物」の三つの分類になるのだが、仮に触手を「細菌」ないし「古細菌」として考察を勧めた場合、人間ほどの大きさの生物を襲えるほどの大きさの集合体をつくることになる。

「細菌」や「古細菌」が大きな集合体を構築するというのは現状いささか無理があるので、触手は「真核生物」であると判断した。


※注2:実際の分類はこれだけでなく、「亜門」「上科」「下目」「族」…などさらに詳細な枝分かれがあるが、あまり複雑にしても混乱してしまうので今回は割愛する。


さて、一つずつ分類を考察していくわけだが、突然界とか門とか言われてもいまひとつ理解しにくいと思うので、我々人間の分類を参考として記載しておく。


界:動物界 Animalia

門:脊索動物門 Chordata

綱:哺乳綱 Mammalia

目:霊長目 Primate

科:ヒト科 Hominidae

属:ヒト属 Homo

種:ヒト H. sapiens


「ホモ・サピエンス(Homo sapiens)」と我々が良く口にしているのは属名と種名を連ねたもので、これが学名である。


さて、触手について分類を考えてみよう。


まず、触手は何界に属するだろうか。

界には、


モネラ界

原生生物界

菌界

植物界

動物界


がある。

ここでいうモネラ界がいわゆる原核生物であり、先ほどのドメインで言う細菌や古細菌がここに属する。

なので、触手はモネラ界に非ず。


原生生物はアメーバやゾウリムシなど、真核生物のうち菌界・植物界・動物界に属さない生物の総称である。

しかしながら細菌・古細菌同様、大きな集合体を構築するというのはいささか無理があるので、原生生物も分類する対象としては正しくないと考える。


さて残すところ菌界・植物界・動物界であるが、正直これは非常に難しい話になってくる。

どの界でもあり得るような気がしてくるのだ。


乱暴な言い方をすると


菌界:キノコ、カビ、酵母などが分類される

植物界:コケ、シダ、種子植物(いわゆる植物)が分類される

動物界:ホヤなどをはじめとした、いわゆる「動物」が分類される


といったふうになっている。


例えば触手が菌界の生物であったら、植物界の生物であったら、動物界の生物であったら。

それぞれの可能性を吟味していこうと思う。





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