零 夢の中で
このような小説に興味を持って頂き、本当にありがとうございます。
誤字脱字等、教えていただけたら幸いです。
※正直、自己満足です。
雨が降る山の中。
11歳くらいの少女が立っている。
「さてと。あの子、どんな反応かな?」
薄暗い中で短い黒髪が静かな風に揺れる。
「楽しそうな“日常”、壊してあげるよ。」
傘もささずに輝かしい笑顔だ。
「っ・・・・・・? 夢か。」
少女は辺りを見回して確認する。
部屋の天井・・・・・・・・・・・・だな。
あれ? 何の夢・・・・・・だったか?
最近夢を思い出せないな。
はぁ、小さな溜め息をつく。
まぁあまり考えていても仕様がない。
少女はテキパキと布団をたたみ障子を開けた。
「よしっ! 今日も頑張るか。」
一つ伸びをしてから歩き出そうとした・・・・・・途端。
「ふやぁっ?!」
ガダン、と音を立てながら敷居に躓いた。
まずいぞ、これは。
少女は目をつぶり覚悟する。
「・・・・・・・・・・・・?」
とても・・・・・・・・・・・・柔らかい。
「お嬢様、お怪我はありませんか?」
鈴を転がした様な声が周囲に響くいた。
いっいつの間!
まさか! 今の恥ずかしい声を聞かれた!?
転けた少女がゆっくりと目を開ける。
すると、至近距離に不安げな少女の顔がある。
「あっ有り難う。・・・・・・千冬。」
千冬と呼ばれた少女はそれを聞いて嬉しそうに目を細めた。
回廊の窓から綺麗に澄んだ空が見える。
これも、何時までなのだろうか?
何時も通りの朝。
この光景に、少女は不安を抱いてしまう。




