ゲームスタート
「ここどこだよ・・・」
あの日俺は夢を見た
自分が死ぬ夢を――――――――
-Dream island-
ピピピッピピピッ―――――ガチャ
「もう朝かよ・・・はぁ」
今日は学生が一番嫌いであろう月曜日だ
俺の名前は神崎俊、都内の高校に通う学生だ
趣味はゲームと睡眠・・・将来の夢は寝ながらゲームで稼ぐこと
プシュー、ガラッ
「2番ホーム名古屋行き急行発射します、ご注意ください―――」
ガタンガタン・・・
「よっ俊おはよ~」
「美沙おはよ・・・」
彼女の名前は高橋美沙、同級生の幼馴染
「元気ないね~まっそうだよね月曜だし俊には地獄だね~」
「本当だよ・・・」
「朝から暑いね夫婦さん達~」
「あっ陸じゃん・・・って夫婦じゃないしっ」
「ははは冗談だよ~」
コイツの名前は千葉陸同じく幼馴染
「お前ら遅れるぞ」
「本当だもう8時20分じゃん!!いそげ~!!」
こんな毎日がずっと続けばいいのに――――――――
キーンコーンカーンコーン
「やっと終わったよ・・・さ帰るか」
ピピーーーー
校内のチャイムが鳴った
いつもなら放送部か先生がしゃべるであろう放送のはずだが今日は違った
「みなさんこんにちは、時間です」
「!?」
「なんだ?」
ガチャガチャ・・ガンガンッ!
「おいドア開かねえぞ」
「携帯も繋がらないよ~」
「おいどうなってんだよ・・・」
「失礼、私の話を聞いてほしくてね」
そう言うと淡々と喋り始めた
「私の名前はXとでも呼んでもらおうかな、
今から君たちにはゲームをしていただきたいんですよ、
まぁゲームといっても甘くないですけどね・・・・・」
「ゲーム?・・・」
「これからある島で生き残りのゲームをしてもらう、
ルールは簡単10日間生き残ればいいどんな方法を使ってもかまわない」
「生き残る・・・だと?」
「ふざけるなー」
「何言ってんのよー」
「はぁ、うるさいですね・・・もう始めますか」
その瞬間目の前が真っ暗になった
「しっかりしろっおいっ!」
「○○○・・・逃げてはや、く・・・」
「おぃ○○!起きろよ、おい・・・・くそっこんな事ありかよ」
「あぁ、Xがいってただろ、生き残れってな・・・」
グシャッ―――
自分の腹にナイフがささっているの見て俺は力尽きた・・・
ザザ―――
海の波音が聞こえる
ガバッ
「はっ!?なんだよ今の・・・」
周りは海、樹海、完全な島だ
自分は砂浜に倒れていた
「マジかよ・・・生き残れってなんだよ・・・」
その時後ろの草むらから音がした
ガサッ
「誰だっ!」
あの日俺は夢を見た
自分が死ぬ夢を――――――――
次回 謎の少女