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誰かオレに学習能力を! その1

どうもupしたはずなのにされてなかったみたいです。すみませんでした。


「みのる~」


 次の日の朝、教室に入るとオレは実に向かって抱きついた。

「死ね。」

 ゴンという音と共に頭に痛みが走り、オレは頭を押さえながらその場に座りこんだ。

 ん?なんか今、デジャブを感じるんだが気のせいか?

「ち!やはり、手加減して教科書を投げただけじゃ死なないか。」

 なんか今、さらっとすごいことを言われた気がするんだが・・・

 は!それよりも昨日のことだ。

「実~聞いてくれよ・・・」



 事情を聴き終えた後の開口一番の言葉は冷たく一言、「お前には学習能力がないのか?」でした。

「反省してます・・・」

 無茶苦茶してますとも。もう、思い出すたびに恥ずかしすぎて穴があったら入りたい気分になるよ。

 むしろ、スコップ持って今から掘ろうかなぁ。

「お前は昨日、何しに行ったんだ?」

 なんか、実の言葉が何時になく冷たいんだが。あいつの後ろからブリザードが吹き荒れているように見えるのは気のせい?

「お前、病院・・・いや、どっかの研究所に行って脳ミソに学習能力をつけてもらえ。」

 酷い!!そこまで言わなくても・・・

「だから、反省してるって言ってるだろ!オレが言いたいのは、これからどうしたらいいのかってことだよ。」

 彼女に落ち度など一点も一ミクロンもない。全て自分がいけない。それくらいわかってる。

「ふん。まぁ、まだ悩む気持ちがあるだけ救いがあるのか。」

 なぁなぁ実君よ。君、さっきからオレの扱い酷くないですか?

 ・・・まぁ、多分きっと一応、こいつの言うことは正しいので反論できないんだが。

「そんで、オレはどうしたらいいと思う?」

 なんかもう泣きたくなってきた。

 そんなオレにあいつが言った一言は、何と「死んで詫びれば。」だった。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 死ねと?あなたはボクに死ねとおっしゃるんですか?

 それはつまり武士らしく切腹しろとのことですか?

 って、オレは武士じゃねぇ!ああ、でも、そんだけのことはやっちまったしなぁ。

 おお、神よ。我を救いたまえ~

「・・・なんで、俺はお前と友達やってるんだろうな。」

 もっともな質問、どうも!

 って、それはこっちのセリフだ!!



 ・・・なんかもう悲しくなってきた。オレの運命はどうなるんだ?




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