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赤い色は何の色か  作者: 香枝ゆき
第8章 理性と本能
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エピローグ

赤い色は何の色だろう。

トマトの色?郵便ポスト?連想ゲームの進め方は無限大だ。

喉の奥が美味しいものを食べたあとみたいで、口角は自然にあがる。

夜も更け辺りは闇なのに、それさえもシックで美しくみえる。

それは、きっと幸せだから。


命を表し、危険を示す。本気の思いと激情を伝える。

赤い色は、本能を司る色なのかもしれない。


誰かが死ぬときの赤は悲しい。

けれど見ていて心が動く。


その色にはなぜだか魅了された。

赤い色を遠ざけて、自分はフツウだと思い込んだ。

好きを嫌いと誤魔化して、騙し騙しやってきた。

丸テーブルにある、白い花の髪飾りが見つめ返してくる。


赤い色は、嫌い。

でも、嫌いになんてなれなかった。


長い間お付きあいいただき、ありがとうございました!

ここまで長くなってしまったのを読んでもらい、本当に嬉しいです。


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