表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/9

エピローグ


 バルド王子との婚儀の日。

 バルドはガラスの靴をティティアーナに履かせてこようとしてきたが、ティティアーナはガラスの靴を履くのではなく手に持ってから、思い切っり地面へと叩き付けてやったのは今では良い思い出である。


「お母さんとの結婚式の日にな、お母さんはなお父さんが履かせようとしたガラスで出来たとても綺麗な靴をお父さんの目の前で地面にな、ばーん!って叩き付けて割ったんだぞ!」

「えー、なんで割っちゃったの……?」


 肩まである三つ編みをしたまだ幼い少女は興味津々な顔をして父親であるバルドに問い掛ける。


「それはなぁ、」

「ふふ、懐かしいわね」


 バルドと娘の話しを聞いていたティティアーナは笑みを溢す。


 王子様と結ばれたいとは思っていなかった私だったが、今ではこうして隣にいるのがバルド王子でよかったと思っている。


 ティティアーナは愛おしい娘とバルドを見てから話しを続ける。


「実はお母さんはね……」


 ティティアーナが言った言葉の続きはバルドと娘にしか聞こえなかった。

 そんな3人の家族の姿を春の心地良い陽の光が照らしていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ