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あらすじ

あらすじ


西暦2124年。

アンドロイドに人間の細胞を移植することで生み出される『有機生命体アンドロイド』は

人間の寿命を著しく伸ばすことになり今や「人生2000年時代」と謳われていた。


しかしあまりにも伸びた寿命に対して人間社会制度の方は追いついておらず、

日本においては未だに義務教育は9年しかなく、高校大学と進んでも16年で学生生活は終わってしまい、人生に占める学生生活を謳歌できる期間が短すぎると憤る人も少なくはなかった。


1200歳にしてようやく人生折り返し地点をすこし過ぎた主人公もまた、遠い遠い過去となってしまった自らの学生生活に思いを馳せもっと楽しみたかったと嘆いていた。


性同一性障害だった主人公はもともと体は男で生まれたが心は女で、

最初の定期細胞移植手術で女の有機生命体アンドロイド体を選択。


身も心も女となったが学生時代は皇室御用達の中高一貫のお嬢様学園『国際聖シャム女学院中学高等学校』で百合活動に勤しむ華々しい学園生活を謳歌していたのだった。


できればもっとあの時代を楽しみたかった。たったの数年で終わった学園生活、

そこから続いた1000年もの空虚な人生。


挙句の果てに来世に期待するようにもなり自殺も何度も試みたが外傷などは一瞬で治してしまうほぼ不死身の有機生命体アンドロイドの体ではそれも不可能だった。


ただでさえ退屈だったのにこれらからさらに続く1000年近いこの人生をどうやって過ごせばいいのか。


彼女の心はいつも鬱屈としていた。


そんなある日、主人公は定期細胞移植手術のため仙台市立病院有機生命体アンドロイド細胞移植外科にて新しいアンドロイドへの細胞移植を行うため全身麻酔で深い眠りにつく。


手術が終われば新たなアンドロイドの体を得て目覚めるはずだった。


しかし、彼女が目を覚ますとそこは病院ではなく深い深い海の底で、

しかも体はサンゴになってしまっていた。


そこに、突然イケメンサンゴが近寄ってきて彼女の顎に手を当てる。

「お前、新入生か。俺?俺は一学年上のヤジュウってんだ。気軽にヤジュウ先輩って呼んでもいいぜ」


「や、野獣…?先輩…?」


主人公は"ヤジュウ"と名乗るイケメンサンゴからここが一橋大学と呼ばれる学園であることを知る。


突然のことに戸惑う彼女だったが、これは遠い遠い過去となってしまった自分の青春をまた取り戻すまたとない機会でもあった。


1000年の時を経て、彼女は悟る。

もしあの時自殺に成功していればこの機会は得られなかったはず。

そう、長い長い人生を生き続けたからこそ再び学園生活を謳歌することができるのだ。

遠回りこそ最短の道だったのかもしれない――と。


サンゴとして生きることを決意する彼女。

しかしこれが人類の存続そのものを脅かす大きな事件へ自分が一歩踏み入れることになるとは、彼女はこの時はまだ思いも寄らないのだった。



次期芥川賞受賞作品も間違いないとおんjで噂の新感覚学園逆ハーレム転生物語、

『転生したら紀元前だった件』今ここに待望の連載スタート!!

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