5話
私は早速枝を集め、木の枝を擦ってみる。二分ぐらい経過したころ、火が燃え始めた。
「え、まじでできちゃった。私天才なんじゃない?」
火よしと。やっと手当てに取りかかれる。私は、火を起こす前に、番犬さんの服を脱がせている。(勝手に)誤解しないでね、体温が下がらないためによ!その服を絞って、かんざしでそでの部分を切る。切った部分を彼の頭にのせる。
「一応、熱が下がるわけでもないんだけど、念のためにね。」
そのあとに、顔に巻かれている包帯をとる。この包帯は腕を固定するために使えそうね。
おお、やっぱイケメンだ。包帯巻いていたときにも思っていたけど、感は当たるものね。
包帯の下は、すごいやけどだった。やけど、火...なんか思い出したような、ないような、まあ、いっか。今はそんな場合じゃない。
次にこの曲がった腕を元に戻さないといけないのだけど、これそうとう痛いのよね。何度かやったことあるから絶対に成功するんだけど、麻酔剤があったとしても痛いからね。どこかになかったっけな? 確か麻酔剤の成分はコラゴリ草、スイマイ草を混ぜるだけだった気がする。ん?確かそれなら、さっきあった気がする。やっぱり、この紫色の毒々しい草、水色のとんがっている草もどう見てもコリゴリ草とスイマイ草だ。何これ、運よすぎない?怖くなってきた、私人生部の運使ってないか?
「そんなことないはず!よし、薬完成!」
完成、したはず。したよね、私の目の前には緑色の物体がある。大丈夫、何度も作ったことあるでしょ!確か前もこんな毒々しい色だった気がする。患者に飲ませるのも一苦労だった。"こん物飲んだら、死んじゃう" って、行ってた気がする。失礼な! 私は乞う見えて医者の免許証取ってるんだから。
「う、お前誰だ?」
デジャブ。以外と浮けるかも。
「ただの通りすがりですよ。気にしないでね休んでください。ま~、休めないか。よーく聞いてくださいね。今から、貴方のその折れてる腕を直します。物理的に直しますので、とても痛みます。だから、痛みをちょっとでも和らげるために、この薬をつべこべ言わずに飲んでください!さ、さー」
「お前、バカなのか?っ、ただの通りすがりに渡された薬を、簡単に飲むか!っう、は、は、は。」
「そうですよね、確かにそうなんですが、しょうがないでしょう、ジュースと思って飲んでください」
「いや、さすがに無理があるだろう。この緑色の、物体、どうやったらこうなるんだ?」
「は~、しょうがない、このてだけは使いたくなかったんだけど (じーー) 恨まないでよね」
手の中の、物体を口にいれる。番犬さんが驚いたのがわかった。そのまま、動揺してるのを利用して、彼の唇に触れ、私の口の中の物体を流し込む。いわゆる、口移しだ。早く、早く飲み込んで!私の心臓が持たない、こんなイケメンとちゅ、するなんて、どんな拷問よ!よし、全て、飲み込んだ!早く、離れて取りかからないと。
「う、ぷは!は、は。」
あと、2分もすれば麻酔が身体中に聞き始めるはず。その間、口を縄で芝っておかないと。って、何その顔!そのとろけた顔は何ーーー!!う、心臓に悪い。
「いいや、変なこと考えないで縛らないと。」
「お、おい、お前さっき何をした、そして何をしようとしている!」
「何って、貴方の手を直すためには必要なのよ。」
「いや、待て、俺を縄で芝ってどうする!?俺で遊んでも楽しくはないぞ、こんな化け物となんか。」
「はー?!!なんで私が貴方と、あんなことや、こんなことをしないと行けないのよ!?歩介しないでよね!」
「いや、いや、この状況でそんなこと信じれるかよ!」