episode1 初代unluckyLife
文がだいぶ荒いかもです(ハードルを下げておくスタイル)
「なぁ紫雲寺もうやっていいか?」
「おい、名前で呼ぶな」
「わりーわりーすまんすまん反省しまーす」
「相変わらずね…あの2人」
「はいはい、2人とも喧嘩しないで!」
「みんな?あと4秒後よ」
「入ったら紫と赤と私は右に、橙と水色と緑は左、黄緑は先入ってるから黄が回収、わかった?」
「はいよ」「了解」「ん」それぞれが返事を口にする
私たちはunluckyLife。過去を背負う人が人を殺すのを生業とする闇。今回はとある国の軍部の壊滅。赤が張り切るのもわかるが、今は仕事なので落ち着いてほしい。真面目に。作戦は順調に進み殲滅が完了し帰る。それがいつもの日課。
「いやー疲れた〜。てか!紫雲寺!もっと遊ばせろよ〜!」
「声がでかいぞ赤城。あと、仕事だからな?遊ぶな」
「あ、紫雲寺怒ってる。謝るから許して!」
「2人とも、、落ち着いて、!」
「相変わらずねほんと…てか、黄蝶の言う通りよ」
「まぁ賑やかなのは楽しいからいいじゃない。それより今日のご飯は唐揚げよ」
「おぉ!唐揚げ!でも俺今パン食べたい」
「その気まぐれ具合そろそろ直しな?雅が困るよ?」
「梅桃殿の言う通りよでござるよ」
「まぁいいじゃんか!私もうお腹ペコペコだよぉ〜早く食べよ!」
いただきます!
これが私たちの一日
次の日もその次の日もまた変わらない同じ日々。そうだと思っていた。
「おーい!!紫雲寺!客が来たよ!」
「うるさい寝かせろ」
「しらねぇ!おきろ!!」
「あーあーまたドア壊れた」
「また今度拙者が修理しとくでござる。黄蝶殿寸法を測ってくださるか?」
「うん!わかったよ花緑」
「てか、ふたりとも!お客さん待たせるよ!早くしなさい!」
「すみません、お客さん」
「こうなるとあいつ営業スマイルなんやなぁ」
「うるさい」
「ほんと申し訳ございません。ところで今日は何用で」
「ここは殺しを生業としているのですよね?」
「えぇそうですよ。ただここでの話はあとで忘れてもらいますが」
「ほんとにそうなのか…。わかった金は積む殺してほしい人間がいる」
「わかりました。誰ですか?」
「こいつだ」そう言って取り出されたの写真に写っていたのは、昔の姿の赤城と見たことのない若い子供だった。風貌からしてざっと10歳と言うところだろうか。
「昔こいつらを利用しようとしたのだが逃げられてしまってね…。野放しにするとまずいからな。殺してくれ」
「わかりました。この2人を殺すのですね。なら前払いで130万円とさせてもらいます」
「わかった。ただ払う代わりにちゃんと始末してくれよ?」
「えぇ。もちろん」
不気味に笑う紫雲寺のほぼ真後ろで背に汗を伝わせる赤城がいた。紫雲寺の心は能力を持つ赤城はおろか、誰も読めないのだった。
「おい紫雲寺」
「どうしたんだ赤城。そんな暗い顔して、珍しいな」
「どうしたもの何も。ほんとに殺すのか?」
「さぁどうしようか。あれが赤城なのはわかっているからな」
「…ならここでお前を殺さなきゃ俺は死ぬのか」
「誰もそうとは言ってないだろう?お前はともかくもう1人の子の情報がない。今すぐお前を殺すことはしないさ」
「そうか…」
「それより会議だ。赤城もこい」
赤城の返事はなかった。いや、小さい声でしたのだろうか。
「さて、会議だが、青海、何かわかったか?」
「それがねぇ…、こっちの子はわかったよ。名前は黒狐白鴉。年齢はこの見た目で16。昔から忌み子として監禁されていたのもあって満足に食事が取れずこんなに痩せてるのかと思う」
「そんな過去が…神の力で救済されれば…」
「それが無理だから拙者たちがどうにかするのでござるよ雅殿」
「そうよ、だから泣かないで雅」
「それはいいとしても、どうするんですか店長」
「そうだな…この子たちは救出しようと思う」
「救出?なら、やめといたほうがいい。そんなことしたら軍どころか国を一つ相手することになる」
「私は賛成かな。実験施設にいたから。助けたい」
「さらっと響季…すごいこと言ったわね…。でも私も賛成。もうこれ以上悲しむ子供見たくないもの」
「ほかは?」
ここに反対意見を唱える者はいなかった。ただ今思えばこの時に救うなんてことを考えないほうがよかったのかもしれない。
「なら、まずはこの子がいる場所を特定しなきゃ、響季、できそう?」
「それはいいんだけど今すぐには難しい。出来たらまた店長に言っとくね」
「わかった。なら今日はひとまずこれで会議は終わりに…、」
「こいつは知ってる」
「え?赤城が?」
「あぁ、同じだったからな。軍が利用しようとしたもののあいつは自我が強すぎたからずっと監禁されてたさ。ただ警備は厳重だし、逃げれるとは到底思えない」
「そうか、なら軍に向かうしかないな。響季、軍の見取り図を用意してくれ」
それぐらいはお手の物と言った具合で青海は準備を進める。準備ができた頃に夕飯の準備もできたみたいだ。
「今日はハンバーグ!澪杏が頑張って手伝ってくれました!」
「今日は澪杏が頑張って雅のお手伝いした!」
そう言った直後澪杏のお腹がけたたましく鳴り響いたためみんなが食べ始めた。
いただきます。これが最後の夕食になるとは誰も知らずに。
とりあえず、会議の結果、黒狐という少年を救うことにし、明後日の夜軍に侵入し決行という形になった。侵入ルートは青海と黄蝶が話し合って決めるみたいだ。
そして最後の日が来た。しかしこの時は誰もそんなことになるとは思ってもなかった。
「なぁ紫」
「どうした赤」
「すまなかった。わがままに付き合わせて」
「なんのことだ?」
「いやいいんだ」
などというくだらない話を済ませ店を出る。いつも通りだ。だったはずだった。
「あと5秒後.....GO!」
予定通り二手に分かれ片方が軍部の司令室に行き制圧、もう片方が黒狐の救出をするはずだった。だが、
「おい!紫!軍隊がほとんどいないぞ!?どうなってる?」
「なら好都合だな、さっさと進めるぞ」
「あいよ」
この時の違和感に気づかないバカに成り下がっていることを私は心底恨んだ。
軍隊がいないため案の定淡々とことは進むはずだった。予定通り司令部に行きそこからコンピューターを操作し救出。その後逃走するはずだった。しかし司令部に入った瞬間突然銃声が鳴り響いた。なんのことは腹部を触った瞬間にわかった。私たちは待ち伏せされていた。よく考えればおかしな話だ。軍事基地に入ったのにもかかわらず人間に合わなかったからな。
「ふははは。相変わらず馬鹿だなぁ紫雲寺」
「あか…ぎ…」
「そんな簡単に事が進むと思ってたのかぁ?そんないい話あるわけがないだろう」
「どうして…」
「どうして?生きるためだよ。これが俺の生き方さ。お前らを売ったら俺は軍から解放されるし金も手に入る。こんな願ったり叶ったりな事ないだろう?だからだよ」
涙が止まらなかった。死に対しての恐怖じゃない。裏切られた事の悲しみ。それだけだった。
「さてと、報酬はどこだ?」
「あぁ…もちろん用意してるさ。ただその前にお前に死んでもらうがな」
突如一発の銃声が鳴り響く。その途端赤城は糸が切れたかの様に倒れていった。
「う…そ…」
隣で比較的銃撃の少なかった青海が呟く。私は理解ができなかった。
「安心しろ。お前らもすぐあいつと同じところに送ってやるさ」
そう言われた直後、黒狐を救出しに行った仲間も捕まり連れてこられた。
「おやおや、無能リーダーに仕える部下たちか。かわいそうに。こんな無能に仕えなければあなたたちも死ぬことはなかったのに…」
私は反論すら出なかった。それはみんな同じだった。諦め切っている。そして死を目前にして抵抗する気力もなかった。それが私の最後の記憶。その後は私は殺された。その時した微かな血の臭いに気づかずに。
疲れました。とにかく疲れました。深夜に始まるんじゃなかったと後悔しました。夏休み終わりかけの課題終わってない時期にやるんじゃなかったって思いました後悔しましたした反省してません楽しかったので続きます。次回は未定!!!!