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第8話 やっぱりそうなの?!・・・(・・;)

居住まいを正して、ヨウイチにしっかりと向き合う。

ヨウイチは眉根を寄せたまま無言で見つめてくる。

「ヨウイチ。

質問されたのに答えないまま質問するのは申し訳ないけれど、ヨウイチの質問に答える為にも必要なんだ。

聞いてもいいかい?」

「もちろん。俺の質問に答えてくれるなら構わない。」

「ありがとう。じゃぁ。

ヨウイチが住んでいるのは何処?」

「ヴェルデ国の西の森の中にある集落だ。」

「なるほど。僕と行ってたダンジョンで、他に一緒に行ってたメンバーはわかるかい?」

「あぁ、もちろん。メタル種族のメイとヒューマンのシロウだ。」

名前がついてるの? まぁそれは置いておいて。

種族合ってるよ。と言う事はつまり・・・

「・・・ヨウイチの種族は?」

「妖精族。」

だよねー。

「・・・・・・そっか。」

思いついた通りのファンタジー結論なんだけど。

・・・・・・。

これ、どうヨウイチに説明したらいいんだろう。

「え・・・と・・・。」

チラリとトオルを見ると、腕組みをして、ヨウイチと一緒に聞く体制だ。

息を大きく吸い込んで、ゆっくりと吐きだし気合を入れる。

「まずヨウイチの質問の、ココが何処かと言う事なんだけど。」

少しヨウイチが身を乗り出す。

「一言で言うなら、・・・異世界・・・だ。・・・・・・・・・と思う。」

「異世界?・・・新しく出現したと話題になってた新ワールドの事か?」

とヨウイチが聞いてくる。

「あ、いや。それはゲーム内に出来た新ステージの事だと思うけど、まだステージ出現させてるだけで、オープンは今度の大型イベントで華々しくって事だったはず。

まだ調整が続いてるって話らしくて、もしかしたらイベントとかぶせずにオープンを延期させるかもしれないらしいよ。

・・・て、その話じゃなかったんだ。

え・・・とね。

ヨウイチが知っている世界全てが、ココとは違う世界なんだけど。

わかるかな・・・?」

「いや。正直よく分からない。

さっきから出てくる、ゲーム?とかゲーム内?って何?

世界が違う?

んー・・・・・・。

最悪、理解できなくてもいいんだ。帰り方さえわかれば。

俺が帰る方法をケーボーは知っているか?」

首をフルフルと振る。

ヨウイチがココに来ている事自体がファンタジーで、あり得ない事なんだし、来た方法がわからないのに帰る方法とか、わかるはずがない。

「僕にはわからないよ。

ヨウイチは、実際にどうやってココに来たの?

呪文唱えたとか。どこかのダンジョン攻略中だったとか。道歩いてて穴に落ちたとか。

何か特別な事をしたり、特別な事が起こったりはしなかったかい?」

首をかしげながら、

「いや。いつも通りコールで呼ばれて、応じただけだ。特別変わった事もないし、何か変わった事をした訳でもない。」

「その”コール”って言うのは、誰からなのかわかるかな。」

「いや。わからない。これはいつもの事で、行った先にマスターが待ってて、指示を出して来る。

実際には、俺がコール主を正確に知る方法は無いと言っていい。」

「今回、走って現れたけど、それも普通のことかい?」

「んー。大抵はドンピシャのポイントに出るけど、たまにポイントがずれてたりする事はある。今回ほど離れた場所は初めてだけど・・・。

かろうじて ではあっても、マップ内にケーボーの表示が有ったし・・・それほど変だとは思わなかったな。」

どうしよう?

ラノベだとよくあるのは死んで女神の提案で異世界へ→GO! もしくは、召喚されて王様とかが魔王討伐頼んでくる。

とかなんだけど。そう言う手順も踏んでないみたいだし。

日常の延長が異世界転移とか、頭追いつかないよね。

ラノベってちゃんと手順踏んで状況説明してくれて、更にチート持たせてくれてって、めちゃ親切設計なんだなー。うんうん。

でも、今 目の前の現状は親切ラノベ仕様じゃ無いからなぁ・・・ん~・・・・・・。



ーーヨウイチーー

ケーボーが真面目な顔をして、真っ直ぐ見てきた。

「ヨウイチ。

質問されたのに答えないまま質問するのは申し訳ないけれど、ヨウイチの質問に答える為にも必要なんだ。

聞いてもいいかい?」

と聞いてくる。

「もちろん。俺の質問に答えてくれるなら構わない。」

「ありがとう。じゃぁ。

ヨウイチが住んでいるのは何処?」

何の関係が?今居る場所との位置関係だろうか?

「ヴェルデ国の西の森の中にある集落だ。」

答えると、ケーボーは更に覚悟を決めたような表情になる。

「なるほど。僕と行ってたダンジョンで、他に一緒に行ってたメンバーはわかるかい?」

「あぁ、もちろん。メタル種族のメイとヒューマンのシロウだ。」

「・・・・・・・・・。

ヨウイチの種族は?」

俺の質問に答えるための質問と言うが、いったい何の関係があるんだろうか?

「妖精族。」

「・・・・・・そっか。」

そう言ったままケーボーは何かを考え込む。

顔を上げ、

「え・・・と・・・。」

と何か言いかけてトオルの方を見る。

大きく息をした後に、真剣な顔で話し出した。

「まずヨウイチの質問の、ココが何処かと言う事なんだけど。」

今の質問でわかったと言う事か!?

思わず前のめりになるが、ケーボーの次の言葉で混乱する

「一言で言うなら、・・・異世界・・・だ。・・・・・・・・・と思う。」

???

「異世界?・・・新しく出現したと話題になってた新ワールドの事か?」

でも、異世界と言う名前ではなかったはず。

違うような気はしつつも思いつく事は聞いてみる。

「あ、いや。」

やっぱり違うようだ。

「それはゲーム内に出来た新ステージの事だと思うけど、まだステージ出現させてるだけで、オープンは今度の大型イベントで華々しくって事だったはず。


まだ調整が続いてるって話らしくて、もしかしたらイベントとかぶせずにオープンを延期させるかもしれないらしいよ。」

全く理解出来ない話をケーボーが続ける。

また”ゲーム内”の話か・・・。

「・・・て、その話じゃなかったんだ。

え・・・とね。

ヨウイチが知っている世界全てが、ココとは違う世界なんだけど。

わかるかな・・・?」

「いや。正直よく分からない。

さっきから出てくる、ゲーム?とかゲーム内?って何?

世界が違う?

んー・・・・・・。

最悪、理解できなくてもいいんだ。帰り方さえわかれば。

俺が帰る方法をケーボーは知っているか?」

ケーボーが思い切り首を振って答える。

「僕にはわからないよ。

ヨウイチは、実際にどうやってココに来たの?

呪文唱えたとか。どこかのダンジョン攻略中だったとか。道歩いてて穴に落ちたとか。

何か特別な事をしたり、特別な事が起こったりはしなかったかい?」

呪文や特別な事・・・。思い当たらないな。

「いや。いつも通りコールで呼ばれて、応じただけだ。特別変わった事もないし、何か変わった事をした訳でもない。」

「その”コール”って言うのは、誰からなのかわかるかな。」

「いや。わからない。これはいつもの事で、行った先にマスターが待ってて、指示を出して来る。

実際には、俺がコール主を正確に知る方法は無いと言っていい。」

行ったら居るのは当たり前で、すかさず何をすれば良いかの指示が有る。

「今回、走って現れたけど、それも普通のことかい?」

「んー。大抵はドンピシャのポイントに出るけど、たまにポイントがずれてたりする事はある。今回ほど離れた場所は初めてだけど・・・。

かろうじて ではあっても、マップ内にケーボーの表示が有ったし・・・それほど変だとは思わなかったな。」

ダンジョン入り口でコールされた時はズレる事はないみたいだけど、ダンジョン内で(滅多にある事じゃないけど)コールされた場合はズレる事がある。

それでも、マップの名前表示確認が出来ないほど距離が開くことは無かった。



ーートオルーー

ヨウイチに向き合った同僚を見守る。

「ヨウイチ。

質問されたのに答えないまま質問するのは申し訳ないけれど、ヨウイチの質問に答える為にも必要なんだ。

聞いてもいいかい?」

「もちろん。俺の質問に答えてくれるなら構わない。」

「ありがとう。じゃぁ。

ヨウイチが住んでいるのは何処?」

「ヴェルデ国の西の森の中にある集落だ。」

「なるほど。僕と行ってたダンジョンで、他に一緒に行ってたメンバーはわかるかい?」

「あぁ、もちろん。メタル種族のメイとヒューマンのシロウだ。」

「・・・・・・・・・。

ヨウイチの種族は?」

「妖精族。」

「・・・・・・そっか。」

しばらく間が空いた後、同僚が口を開く。

「え・・・と・・・。」

何かを言おうとして口を開いた後、俺の方を見てくる。

変わらず同僚を見守るつもりなので、何も聞かない。

同僚が深呼吸をして気合いの入った顔で話し始めた。

「まずヨウイチの質問の、ココが何処かと言う事なんだけど。」

「一言で言うなら、・・・異世界・・・だ。・・・・・・・・・と思う。」

「異世界?・・・新しく出現したと話題になってた新ワールドの事か?」

「あ、いや。それはゲーム内に出来た新ステージの事だと思うけど、まだステージ出現させてるだけで、オープンは今度の大型イベントで華々しくって事だったはず。

まだ調整が続いてるって話らしくて、もしかしたらイベントとかぶせずにオープンを延期させるかもしれないらしいよ。

・・・て、その話じゃなかったんだ。

え・・・とね。

ヨウイチが知っている世界全てが、ココとは違う世界なんだけど。

わかるかな・・・?」

「いや。正直よく分からない。

さっきから出てくる、ゲーム?とかゲーム内?って何?

世界が違う?

んー・・・・・・。

最悪、理解できなくてもいいんだ。帰り方さえわかれば。

俺が帰る方法をケーボーは知っているか?」

ヨウイチの質問に首を振って答える同僚を見守る。

「僕にはわからないよ。

ヨウイチは、実際にどうやってココに来たの?

呪文唱えたとか。どこかのダンジョン攻略中だったとか。道歩いてて穴に落ちたとか。

何か特別な事をしたり、特別な事が起こったりはしなかったかい?」

「いや。いつも通りコールで呼ばれて、応じただけだ。特別変わった事もないし、何か変わった事をした訳でもない。」

「その”コール”って言うのは、誰からなのかわかるかな。」

「いや。わからない。これはいつもの事で、行った先にマスターが待ってて、指示を出して来る。

実際には、俺がコール主を正確に知る方法は無いと言っていい。」

「今回、走って現れたけど、それも普通のことかい?」

「んー。大抵はドンピシャのポイントに出るけど、たまにポイントがずれてたりする事はある。今回ほど離れた場所は初めてだけど・・・。

かろうじて ではあっても、マップ内にケーボーの表示が有ったし・・・それほど変だとは思わなかったな。」

会話が一区切り着いたのか、二人とも黙って考え込んでいる。

俺は、変わらず同僚を見守る。

正直、訳わからないしな。

そもそも、ヨウイチの”種族妖精”ってなんなんだ?

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