表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
77/124

サンタクロース

 ぼくは、この世界の闇の存在を知っている。

 その闇とは「サンタクロース」。


 世界を股にかける天才諜報員だ。


 あいつは、ひとりで全世界の子供のために飛び回り、まるで忍者のようにあらゆる建物に侵入する。きっと、映画の中で見たスパイに違いない。


 だから、ぼくはあいつを捕まえることにした。

 父さんや母さんに、手伝ってもらって部屋の前にロープを張ったり、ドアに鈴をつけたり……。こうして、ぼくの部屋に要塞が完成した。


 そして、クリスマス当日。

 ぼくは、うっかり寝てしまった。そして、鈴が鳴った。

 あわてて、部屋の外に飛び出した僕が見たのは、父さんの姿だった。


「なに、やってるの?」


「サンタを追いかけていたんだよ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ