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夏風邪(SF、新作)

 子供が熱をだした。

 夏風邪だ。

 わたしは看病をしている


 昼になった。


 おかゆを食べさせて、アイス枕を交換する。

 熱が37度まで下がっていた。

 少しずつ良くなってきて一安心だ。


「ねえ、ママ? どうして風邪をひくと熱が出るの?」

 元気になったのか、娘は私に質問してきた。

「それはね。熱で、ウイルスを倒すためよ」

「ふーん」


 居間に戻ると、ニュースが流れていた。

「本日、観測史上、最高気温を記録した○○市に来ています……」

 また、暑い夏が続いている。

 今年は猛暑だ。


 そして、わたしは思うのだ。


 私たちもウィルスなのかもしれない、と。

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