表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/124

愚痴(恋愛)

「先輩、聞いてくださいよ」

 新婚の後輩は居酒屋でおれに愚痴をいう。




「あいつったら酷いんですよ。無断で飲み会にいったらめっちゃ怒るんです。今日だって、必死に先輩と飲んでくるっていって、なんとか許してもらったんです」




「ふーん、そうなのか」


「なんですか。つれないな~先輩」




「この前だって、小遣いが足りないから追加のお願いをしたら、顔真っ赤にしてね」


「うんうん」

 おれはビールを一口飲む。




「だいたい、月3万円ってきつくないですか」


「そりゃあ、辛い」

 おれは適当に相づちをうつ。




「でしょ、弁当だって残り物が多いし」




 後輩は延々と奥さんの愚痴をおれに話していった。


 でも、なぜか満足そうな笑顔だった。




 おれはつぶやく。


「奥さんの事どんだけ好きなんだよ」と

 後輩は顔を赤くして小声で答えた。


「大好きです」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ