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新しいロボット(SF)

 テレビでニュースが流れていた。




「本日、アイザック社が新作のロボットを発表しました。これは人工知能ををもち、自律行動が可能です。また、人間以上に頑丈で、そしてものすごい力をもっています。技術革新によって1体20万円程度の価格となる予定だと発表されました。この発明によって、産業界は大きな変化が起きるでしょう」




 それは、本当に人間のようなロボットだった。

 精密な人工知能をもち、問題が発生したら自分で解決できてしまう。危険な場所でも活動できる。




 ただ、感情だけが欠如した人間。




 そんなふうにわたしは思った。

 彼らは危険な工事現場や原子炉などで、活躍することになるだろう。

 そして、量産化され壊れたら、20万円で交換されてしまうロボット。




 これから、かれらは量産体制に入り、危険な作業に従事し、

 そして、ほとんどが壊れていく。そう、それはかれらがロボットなのだから。




「まるで奴隷だな」とわたしはつぶやいた。

 これから生まれる英雄たちにできることなら、幸あらんことを。

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