表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/124

わたしはのっぺらぼう(ヒューマンドラマ)

わたしはのっぺらぼう。


わたしの顔にはなにもない。




生まれたときには顔があった。


とてもかわいらしい顔だった。




お母さんはいつも泣いてばかりだった。


だから、よい子になろうと思った。よい子にならなくちゃいけなかった。


その日から、私は親や先生に逆らったことはない。




そして、わたしは顔を失ってしまった。




ある日突然顔がなくなってしまったのだ。


わたしは泣いた。目もないのに涙はでる。不思議だ。


そして、わたしは自分がなにもできないことに気がついた。


優等生だったのに、なにもできないことに。




わたしの顔はどこにいってしまったのだろう。


いまだに顔を探し続けている。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ