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兵士と革命家

　この世界を変えてやる。誰もが過ごしやすい世界を創ってやるんだ。そして、貧乏人でも笑って過ごせる世界を……

　一人の革命家は、そう言って武器をもって戦争を起こした。

　そして、革命家は、戦場で一人の兵士を切り捨てる。

　その兵士は、瀕死の状態でこう言った。

「どうして、お前たちのような革命軍は俺みたいな貧乏人を殺すんだ？　俺は兵士にしかなれなかったのに」

　男の革命は、そこで終わりを告げる。

　彼の革命の先にあるものは、大義なき正義か、それとも……