表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
112/124

ひらたけ(宇治拾遺物語改題)

 少し昔のことである。


 京都のとある村でヒラタケがたくさんとれるようになった。

 村人は喜んでそれを食べたり売ったりしたが、ひとつおかしいことがあった。

 それは、村の寺に住む僧侶たちがどんどん失踪してしまうことだ。


 彼らは、どこかで難しい修業を積んだ者たちだ。

 いつも「寄付をたくさんすることが極楽浄土への近道だ」とか「僧侶にはただで食物をあたえなくてはいけない」とか言っていた。

 田舎の村人たちはその説法をありがたく受け取っていたのに。


 都に出てきたその村の若者は、友人に僧侶の失踪とヒラタケの話をした。

 友人は震えながら、村人に問いかける。


「なあ?それって本当にヒラタケだったのか?」

「えっ?」

「仏教の世界には、悪徳僧侶がキノコに変えられてしまう伝説があるんだよ」


 今となっては真実は誰にもわからない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ