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最強少女

作者: 零灑



残酷な描写があります。

お気をつけ下さい。

誰もあたしには近づかない。

否、寄せ付けないのだ。


人は群れる。

弱い、故に群れる。


それが、大嫌い。


だって、群れてるけどそれは脆い。


ただの友達ごっこでしかないじゃない?



一人が仲間外れになると

その群れは一瞬にして崩れ去る。


その一人に向かって今まで仲間だったのに

敵になる。



それだけなんだ。

人って。






噂をすれば何とやら。


ほら、数人の男子があたしを殴る為やって来た。

あぁ〜あ、馬鹿みたい。



最強のあたしに盾突くなんて、ね・・・?



“人間は脆い”

そのことを、証明してあ〜げる。



ドスッ


鈍い音が響く。

あたしが、男子の一人を殴った音。


すると、何人かの男子がそいつに引っかかって

無様に転んだ。


仲間等は、使えねぇとでも言うかのように

転んだ何人かを、蹴飛ばし、踏みつけた。



結果、その男子達を他の奴らは


見捨てた。



あぁ〜あ、本当に馬鹿じゃん。



あたしは、近くに落ちていた

あいつ等のナイフを、拾った。




さぁ、あたしを怒らせたこと

あたしに盾突いたこと

思い知らせてやるから。



すっ、とあたしは手を振り上げる。

近くに居た男子にそれを、振り落とした。


ざしゅっ


周りに紅い紅い血が舞った。

瞬く間にあたしを、周りを、紅に染めてゆく。



さぁ、宴を始めようか?

強い強い、あたしの為の宴を。



辺りに響く、呻き声、叫び声、断末魔。


お願い、あたしの為に

辺りを真紅で染め上げて・・・?

貴方のその、真っ赤な真っ赤な、血で。

あたしの宴を、盛り上げる為に。




あ〜ぁ。人間って脆い。


だって、こんな簡単に崩れるんだもの。




一分


あたしはその時間で、約二十人を倒した。


あたしより一回りも二回りも体格が違う男子を。



さぁ、真紅に染まった宴は終わり。

あたしは次の宴を探しにいこう。







ねぇ、



次にあたしの宴で



生贄にされるのは











貴方かもね・・・?



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― 新着の感想 ―
[一言] ■文法・文章評価 句読点などの使い方により、二十分に読みやすいようになっていました。 ただ、この評価は『内容が短いから読みやすい』というのが、 最大の理由です。 ■作品評価 言わんとしてい…
[一言] はじめまして!ライアンと申します。 最初の2作品も読ませてもらいましたが、なかなか面白いと思いました。 だけど、零灑さん、どうしちゃったんですか? ここ最近の2つの短編は、なんだかあなたらし…
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