私の生きる意味。08
「私と…同じ…?」
01と眼帯に隠れた目を覗かせながら彼女は驚く私の方をみて微笑んだ。
「そうだよ。この世界は全て狂ってるんだ。」
緑の髪を束ね、無駄に長い前髪を揺らせながら微笑み、語り始めた。
「私達、超異常は産まれたんじゃない。繁殖させられたんでもない――最新の医学でも分かっていない、世界にたった三人の忌み子だよ。」
忌み子。
解釈的には[望まれず産まれてきた者]、で間違いはなかったはずだ。
「そんなことは知っている。」
私は真顔でそう答えた。
しかし彼女は驚くばかりかずっと微笑んでいる。
「さぁ…?只、分かってるよね?貴方は―――――
貴方が『シュクセ=プラリネ』だってこと。」
―――シュクセ=プラリネ。
バルニシア時代一の天才で世界を、バルニシア時代の人々を貧困から、飢えから救ったと言われている偉人である。
ただそれは間違いだと即座に脳は判断した。
何故なら私は[偉人]ではなく[異人]だから。
「私は日本から来たの。だから漢字っていう文字でで彩雲って書いてさいうんって読むの。」
私は彼女に問いを投げ掛けようとした瞬間,一人で語り始めたので黙って聞いてみた。
「さ、いう、ん、さん…?変わった名前…」
「良く、言われる。私,日本生まれだって言われてきただけで日本のこと、何一つ覚えてないの。不思議で不思議でしょうがないよね…?」
「シュクセさんはどうして×××を殺すの?」
脳が、
拒否した。
拒否反応を起こしたわけで。
自らの心を守るために殻で、盾で、デリケートな心を護ったわけで。
「う、あ」
思考が、ショートして、私は、一体、何が、待って、違う、違うったら、まっ、落ち葉いて、私、やだ、やだやだ、やだやだやだやだやだやだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」
全て、拒絶した。




