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私の生きる意味。03
「ハァハァ…ッ…………っ…!!」
超異常は木々の間を下手くそにすり抜けながら、走り続けた。
行き先の宛はない。
ただただ走り続けた。
走り続けて気持ちを落ち着かせたかったのかもしれない。
そのおかげもあって、少し気持ちが落ち着いたようなきがしたので、取り敢えずその場に座った。
「ハァッ…ゲホッ…ゲホゲホッ…ハッ…っ」
私は逃げ出して何がしたかったのだろう。
逃げだしたら何が変わると思ったのだろう。
「逃げだシテもワタシはカワらナイノに」
きゅぅと胸が締め付けられたような気がした。
痛くないようで―――――痛い。
「あれ?何してるの?超異常?」
ビクッと肩が震えた。
「こんなとこに居ちゃダメじゃないか。」
にこりと微笑み、こちらに向かってくるのは、周りが暗いせいで良く顔は分からないが、きっと研究者の中の一人なのだろう。
「やっ…やだあぁああっッ…!!!!!!」
全力で研究者に抗うが、意味も無く、研究者に容易く捕まってしまった。
「たっ…助けてええええぇっッ…!!!!!!!!!!」
意味もない叫びが虚しく暗闇の空に響いた。




