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あめつちにただよう  作者: 渡守
本編
1/13

序章


 大陸を大雑把に東西にわけ、西に住まう者が通う最高学府が『ライツ』、東の最高学府を『セシリ』という。

 門戸は老若男女に開放されているが、学ぶことに対する権利と義務が複雑に交差していた。

 最高学府だけあって学科は多岐に渡っていたが、その中で、声明しょうみょう科に在籍する者達への待遇は破格の扱いとなっている。



 この世界は、人が住まうには厳しすぎた。獣の霊力に頼るしか生きる術が無い。

 力の強い獣を霊獣または聖獣と尊称し、その加護を得るための知恵を絞った。


 先人の足掻きは実を結び、大多数の獣たちに音を好む習性があるということを見つけ出したのだ。



 そこから人は獣の好む音を探し出し、詠唱するようになった。

 最高学府の声明科は、その技術をひたすら研磨する場である。



 ……その音を出す為に、人は薬を服用することも生体を改造することも厭わなかった。





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