第7話 保護っていうか監獄?
なんてやりとりがあった俺は、この問題をうやむやにはしておけないと思った。
だって気持ち悪いじゃん。
知らない間に、秘密組織と俺の体が関わってたみたいで。
いや、言い方あれだけど。
ちなみに家には「友達の家に泊まる」って感じで連絡されているみたいだ。
普段からたまにゆずの家にお邪魔してたから、あやしまれたなったようだ。
そういうわけで、抗体組織でお世話になる事になった俺は、ゆずと話をすることに。
「夢子ちゃんはどうするの?」
「エージェントになるのも悪くないかなって思う。人の役に立てるし、それに自分の事で分からない事があるのはもやもやするからね」
「夢子ちゃんがそうするなら、私も……」
「そういうのよくないよ、ゆず。人を言い訳にした決断は、絶対後で後悔するって」
「そうかな」
「そうだよ」
俺としては、ゆずまで巻き込むつもりはないし、死なばもろとも(ちょっと違うが)をするつもりはないので、そのまま日常に帰ってくれてもゼンゼン構わない。
前世の分を加算すれば、俺の方が年上だから、年下の子は守らなきゃってなるしな。
「まあ、まだ時間あるんだから、もうちょっと考えてみなよ」
「うん、そうする」
疲れたのかゆずは早々に眠ってしまった。
別々の部屋をあたえられたけど、やっぱり知らないところにいるのは不安だもんな。
一緒の部屋ですやすやしてる。
あ、前世男だけど、俺に邪な気持ちなんて生えてないからな。
一度死んだ(たぶん推測だけど)影響なのか、そういう欲望がさっぱり消えちまってるもんだ。
女になった影響も大きいかもだけど。




