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ナイトメア ~一撃必殺ガールの物語~  作者: 蝶太郎
第3章

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第14話 その後



 気が付いたら、沖縄から帰ってた。

 そんで抗体組織本部の医務室で寝転がされていた。


 目覚めたら二日後で、体のあちこちが痛かった。

 けど、擦り傷とかだけだったから、まだましだ。


 他の面々とゆずは、あと先輩はどうなったんだろう。

 なんてベッドの上で、ひとしきり騒いでいたら、お医者さんみたいな人がやってきて無事を知らせてくれたので、そこでようやく一安心。


 それからさらに三日安静にして、ようやく動き回れるようになった。


 

 


「ゆず、本当に、ほんっとうに大丈夫?」

「大丈夫だって、心配しすぎだよ」


 俺は、いつも通り学校帰りにゆずと歩きながら話をする。

 

 久しぶりに通えた学校で、勉強やら運動やら女の子のふりやらして、どっと疲れた。


 でも、これから抗体組織にいって、また訓練だから気分はさらに暗くなる。


 とりあえず買い食いしよ。ストレス発散ストレス発散。


 いつものお店でクレープを食べながら、ゆずとお喋り。


「本当になんともないんだよね、ゆず」

「もう、ずっとそればっかりなんだから夢子ちゃんは。なんともないよ」

「そうは言ったって」


 目の前で致死ダメージを負うところを2回も見せられたんだから、心配するに決まってる。


 これでなんとも思わない奴いたら、そいつ人間じゃないじゃん?


 ゆずとあれからもう一度抗体組織のエージェントでいるかどうか話したんだけど、結論は変わらなかったみたいだ。


 あんな危険な目にあったていうのに、ゆずって思ってより頑固な女の子なんだな。


「あーあ、私とゆずの力が逆だったらよかったのに。そしたら私が体張って守れたでしょ?」


 俺は心が男だしな。

 女の子に体を張らせて、守られるのは抵抗感がある。


 別に女が弱いとかそう考えてるわけじゃないけど、ゆずは年下だし、よく知ってる子だし、しかも特別な立場とか有名人とかでもない一般人だから、なおさらそう思うんだよ。


「そう思ってくれるだけで嬉しいよ。私は本当に大丈夫だから」


 ゆずは先日俺と一緒に探したわんこと子供がいるのを見つける。


 仲良く散歩しているのを見て、目を細めた。


 そういえば、抗体組織とかナイトメアとか関わるようになったのは、あいつらがきっかけだったな。


 色々あってすっかり忘れてたけど。


 恨む気持ちはないし、そう思っていたとしても、あの子達にぶつけちゃいけない。


 俺は俺の選択の結果、今の立場にいるんだから、それを人のせいにしちゃいけない。


 ゆずもきっと同じ気持ちだろう。


「これからも二人で、ああいう小さな平和を守っていけたらいいね」

「ん、そうだね」


 どんだけエージェントとして活動するのか分かんないけど、社会のため人のためになってるのはいいことだよな。


 俺の体に付与されていた抗体の謎も解明されてないし、しばらくは二人で切磋琢磨しながら気合いれて頑張らないといけないな。



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