なんだか身体がおかしいな、と思った。
先程から喉が猛烈に痛い。
つばを飲み込むと喉の内側が切れそう。
寒気がして、節々まで痛くなってきた…
もしかして熱が出てる?
まいったなぁ…と思いながら、
やっと辿り着いた自宅マンションの鍵を開ける。
今日は仕事納めの日だった。
コロナ禍になってから実に数年ぶりの納会が開かれて、
先程までそれなりにいい気持ちで飲んでいたのだけど…。
あのマスクなしの無礼講な状態じゃ、誰かからウイルスをもらっても不思議じゃないかも。
コロナもインフルもまだ罹ったことはなかった。でも、この違和感は初めてで…ただの風邪ではないかもしれない。やだなぁ。問題なのは、もう年末で普通の病院は開いていないってこと。えー。救急車とか、夜間外来とか…?いやいや、結局ただの風邪かもしれないし。
あまり働かない頭をぐるぐるさせながら、鍵を閉めて靴を脱ぎ、カバンと上着を置いてほっとする。とりあえず手洗いうがい、ちゃんとイソジンしとこう。
帰りにポカリは買ったし、とりあえずバファリンはあるし…まずは熱を測ろう。
こういう時、1人暮らしというのは途端に心細くなる。まぁ年末に実家に帰ると伝えてあるから、もし何かあっても家族が気づいてくれるかもしれないし。大丈夫、大丈夫…。
ぼんやりベットに寄りかかりながら、脇に挟んだ体温計に目をやる。うわ、結構熱上がってきてるなぁ…。
そこで、私の意識は途絶えた。