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プロローグ 『世界崩壊』

『大罪の魔王』を閲覧していただきありがとうございます‼


新章! 勢いで完結まで行きたいですね!

外伝関連は本編完結後にゆっくりと更新予定です!


よろしくお願いいたします。


――『罪の牢獄』 コアルーム



 『女神』がこの世界での戦いを俺があまりにも戦い方が面白くなかったせいで、世界放棄という形をとったことで世界が完全に崩壊していってしまっている。


 王国は完全に王都が消失してしまったことで無法地帯、公国も最強勇者が暴れた結果無法地帯になり、聖国はアイシャが頂点にったったように見えて、まだまだ色んな魔王が狙いに行っている戦場だ。


 1番平和そうに見える帝国も、『女神』の嫌がせの波が押し寄せてきている。



「この最終局で動いてきた面々は……さすがにアレだな」


「そうですね……あらかじめ怪しいと踏んでいた人物たちですね」



 ここに来て露骨に大きな動きを見せてきたのがいる。

 まずは帝都での戦争で出てこなかったアルカナ騎士団の『愚者』の名をもらっていた青年、これはガラクシアとデザイアが前々から探し続けてくれていたのが功を奏して動き出しを見つけることができた。


 元勇者の本橋恭弥君とエルちゃんも何やら動いているようだし、元々この世界にいた強者たちが急に戦いに飢えて暴れているとも聞いている。


 まさしく世紀末ってやつだな。この世紀末の中でも『愚者』とエルちゃんは相当怪しいと見ている。



「まぁ……お隣の『霧』ってのもあるし、残りの大魔王も嫌だなぁ」


「本命は『愚者』と元勇者に保護されている子でよろしいですか?」


「あぁ……その2人だと見てる」



 この世界には有名人……というか目立つ奴が多くて誰が信用できるのか分からない。基本的に『原初』と『女神』が創りだした者なので最初は信用できたとしても後からダメになるってパターンもあるだろう。


 アイシャにラプラス、そして出来ればプレイヤーやら他世界線からやってきた人たちも失いたくない。俺が全部守るなんて大層なことは言えないんだが、最強勇者様も俺と同じ考えで動くだろうから、協力すればより多く失わずに進めるはずだ。


 最強勇者様が俺が『女神』に接触して戦うより先に『原初と戦って勝つっていう可能性もあるんだけど、あの楽しみたい爺さんがそんな展開に持って行くなんて思えない。



「そんでもって基本中の基本だが、あんまり外にばかり意識をむけてるとダンジョン攻略されかねないんだよなぁ」


「アヴァロンとハク、それにレーラズはダンジョンにいるので安心できるとは思いますが、考えておくことに越したことは無いですね」


「あぁ~……本当なら今頃『女神』と戦ってたかったのに」


「ご主人様風に言うなら……こんなことなら手札見せすぎるんじゃなかった! というところですかね?」


「この性格と戦い方のせいでこうなったから仕方ないとしか言えないんだけどな」



 俺たちは命懸けだが、『原初』と『女神』からすればお遊びの世界だってことを考えていなかった。記憶が戻る前は仕方ないとして、戻ってからは可能性ぐらい考えることが出来たのかもしれないな。


 『原初』と話をしていた感じ、俺と最強勇者様は『原初』と『女神』と十全に戦える状態であることは何となく理解出来た。

 まったくダメージを与えることができないとかいうクソゲーではなく、さすがに選ばれた者はダメージを通し、勝負に勝てるようには設定されていたのが救いではある。



「まずは帝都か……今更帝都が重要な場所なのかってのは謎だが、記憶のある俺だから分かることだから……まぁやるしかない」


「聖国のほうが大変なことになっているという報告を受けましたが、そちらは後回しということで?」


「アイシャがそう簡単に負けるとは思わないからな。個人能力は突き抜けてるから大丈夫だと思いたい!」


「なるほど……随分と信用なさっているのですね」


「付き合いはそれなりにあるからな」



 アイシャ・アーク・ラプラスの3つだったら、さすがにラプラスが1番脆そうな感じがするし、俺のこと痛めつけるつもりならラプラスを最初に落として、次にアイシャで最後にダンジョンコアを壊すのが1番メンタルブレイクできそうなルートだからな。


 ダンジョンが先に落とされてしまった場合は仕方ない。

 アヴァロン・レーラズ・ハクが守っていてダメだったらどの道どうにもできなかったと言えるから割り切りだ。


 

「俺たちは普通に戦ってたけど、そういえばLv900台って化け物だったんだな」


「ご主人様が思っている以上に恐ろしい存在ですね」


「Lv1000が言っても説得力が……」



 『七元徳』との戦いが終わって1週間が経過しているが、各地に『女神』の実験体が現れ、好き勝手暴れるようになってきた。

 最初は実験体くらいなら別に良いかと思っていたが、そういえばLv900台ってのは普通じゃないと思い、様子を見に行ってみると案の定破壊の限りを尽くしていた。


 各地にいる魔王を喰っていたり、名のある人間を捕食していたりと自分たちの進化に貪欲なようで恐ろしいもんだ。



「実験体までもが『原罪』の真似事してたら終わってたな」


「それは苦しいですね。アヴァロンとバビロンの力を出されると私としても戦いにくいです」


「俺は戦いにくいとかじゃなくて詰んじゃうんだけど」



 心温まる会話もこのへんにしておいて、まずはラプラスのところにいって『女神』の出方を伺わせていただくとしよう。

 こういう追い詰められた時にこそ冷静でいることを忘れずに、最高の仲間たちが居てくれることも忘れずに……どんなに泥くさくても勝ちを拾いに行かせてもらう。

最後まで閲覧していただきありがとうございました‼


FF16体験版が来ました。

完結まで疾走予定でしたが、1日だけ体験版の旅に出させてください。

また新たなファンタジーの勉強してきます。


次話もよろしくお願いいたします。

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