第1羽 川の側で・・・
そこはいつものように静かだった。水は様々に形を変え上流から下流へと流れる。水は、透き通る無色透明。
俺はいつものように家の隣の川に釣りに出かけた。すると、そこには裸の女性が流されて来た。にわかには信じがたい光景である。髪は茶色で肩よりも少し長く、ボン、キュ、ボンなナイスなボディ。思わず見とれてしまった。
すぐに我に帰り女性を助ける為に川へと入った。女性を川から引き上げ、自分が着ていた上着を着せてなるべく人目に触れぬよう家へ連れ帰った。
とりあえず、濡れた体を拭いて、布団に寝かせてっと。
ヤベ。こう、まじまじと見たらなんか急にエロい気分に・・・。キス、してみようかな。
顔をのぞき込むと同時に女性は目を覚ました。
「う、うわーーー。」
起きた。どうしよう。いや待て、俺は顔をのぞき込んだだけだ。やましいことはまだしていない。ま、だ、していない。していないぞ、俺。
「貴方が助けてくれたんですか。」
きれいな透き通った声で聞かれた。
「私は貴方の世界の言うところの悪魔です。残念ながら私は下級悪魔なので力はあまりありません。どちらかというと人間に近い存在です。」
悪魔ってなんですか?いくら川で流れていた人でもそれは無いでしょ。
「助けて頂いたお礼に私のパートナーになってくれますか。」