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底辺のおっさんは、カチコミを受ける

 短いです

 トイの言葉に誰もが言葉を失ったいた。

 チャージした魔力を失うとトイが消滅する事は、みんなにも伝えてあるはずなのだが?

「トイちゃん!! トイちゃんトイちゃんトイちゃんトイちゃん! あたし! あたしが絶対に2人を守るから、守るがら゛ー」

なんか、卯実が泣きだした様な気がする。

「トイちゃん! うーちゃん! 女子会だ! 今夜はとことん話し合おう。

 ヨウねーさんと夕ちゃん、シャルルんも参加するんだからね! きっちり腹割って話し会うの。分かった?」

下井は何をいきなり。

「山本さん。なんで教えてくれ無かったんです! トイちゃんが不自由で常に危険な状態だって事を!」

竹井君が怒鳴り出し俺を揺する。

なして、なして俺に飛び火するのさ竹井君! 後、揺すられるの、わりと痛ぇ。

「オレは······ トイちゃん、ごめん。トイちゃんの事情も知らずにあんな酷事を言ってしまって、本当にごめん」

ホルダー。本当に早く見せてくれー、疎外感が凄まじくて泣きそうなんだよー。

「マスター ヤマモト、今は君の望みを叶えるだけの余裕が無い。

 すまないが、見る事は諦めてくれ」

ホルダーの念話が伝わってきた。

「マスター ヤマモト、君が倒れていた20分の間に私とヨウは新たな魔術を試している。

 その魔術によりこの『へのへのもへじ洞窟』周辺監視を強化している。

 因みに、その魔術はマスター ヤマモト達の記憶から再現した『アイバット』、私の可愛い眷族達だ。

 蝙蝠の翼を持つ眼球と言った所だが······ 全く不粋な連中め。

 マスター ヤマモト、君は最終防衛地点まで下がりたまえ。オーク共が来た」

下がれと言われても動けんし、どうしろと?

「ホルダー、数が10位なら山羊夫婦に任せろ。10から30程度なら山羊夫婦を下がらせてシロリのバスターランチャーでぶっ飛ばしてやれ!!」

「成る程、バリケード前でカタを着ける訳か。

 では、その案で行くが、人員はどうする? マスター ヤマモト」

「イットゥーを前線指揮官にして、シゴ、シン、シロリと山羊夫婦の6人が前線で、

 ブロゥと竹井君の2人は前線を抜けて来たヤツ等の始末を頼む。

 シブ、卯実、ヨウの3人は此処で俺やトイを守ってくれ無いか? 下井と朝丘はカドゥのいる女子スペースまでジャン達を連れて行ってそこを死守だ頼むぞ!」

「相棒とトイちゃんも下井さん達と一緒に!」

「時間も手も無いから却下だ」

俺は卯実の提案を切り捨てて、痛みに呻く。

「今回は兄者やタケの兄貴の出番は無いっスよ!! オイラとシロリが全部始末するっス!! 行くっスよ、シロリ!」

シンが薙刀を掲げて走り出して「待ってよ、シン兄さん」と言いながらよたよたとバスターランチャーを担いでシンの後を追う。

 元気な奴等だな全く。

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