底辺のおっさんは、この草→ ( ゜∀゜)o彡゜の名前を知っている
いつも通りのグダグダ
シブが手を叩き俺に尋ねた事でゴブリン達が止まり、全員が俺の言葉を待つ。
「ホルダーに聞きたい。アイツ等の事だが、まずはベルギア王国についてだ」
この頃トイにオモチャにされていて、今もテーブルの下に転がされているホルダーを引っ張り出して尋ねた。
「マスター ヤマモト、最近のトイ様は私の扱いが雑な気がするのだが?」
知らんがな、そげな事。
「マスター ヤマモトに愚痴を言っても仕方が無い。ベルギア王国についてだな。そこに転がされている連中の記憶を統合した情報だが。まず位置だ、この洞窟から人間の足で20日程の距離に首都がる。
王国の総人口は6,000人程度。
首都は王都シャルロワン、国家元首はイクセル・ベルギア伯爵、首都には4,000人程が暮らしている。周辺に5つの村があり、主産業は酪農。
いわゆる都市国家と言うヤツだが、周辺国家と比較するとベルギアの規模は中規模と言った所だ。
イクセル・ベルギア伯爵には4人の子供がおり男女2名つづ、そこのシャルローネ王女の上に兄バンシュ皇太子、下に弟ヘンク王子と妹リール王女がいる」
「あ、ホルダー、一寸聞いてイイ?」
「ミス ニノミヤ何かな?」
「王様なのに伯爵なの?」
「その件はこの大陸の歴史に関わり長く成るが?」
「えーと、必要な事なら。
でも簡単にお願い」
「ふむ、別段必要では無いが簡単に説明するとだ。
ベルギア王国はかつてこの地を支配下に置いていた帝国の1伯爵領だったが内乱で帝国が滅び、各地の領主が独立宣言しその時にベルギア伯爵領も独立した。
伯爵を名乗るのは領土の正当性を示しているだけだ」
「ンー、なんとなく分かった。ありがと、続けてー」
卯実がホルダーに礼を言いホルダーに続きを促すのだが、トイがテーブルに広げたチョコフレークに心を奪われていて締まらない。
「戦力はどの程度だ? 俺達との戦力差は?」
俺は真面目に質問を続けるのだが、女性陣の菓子トークが空気をぶち壊してくれる。
「あら? 甘いわ!」
「でしょ。もう直ぐ作るの辞めちゃうんですよ、これ」
「マスター、量産を所望します」
「手が汚れるのが欠点よね」
「夕ちゃん、それがイイんだよ。PCのお供は袋菓子! これぞウチのマイフェイバリット!!」
下井、それは二重表現だアホめ。
「知らないわよ。そんなの」
「なんか分かる、それ。あたしは漫画とか雑誌のお供かな」
汚れたら拭け! そして俺は両方だ。
「マスター ヤマモト、続けて良いか? ベルギアの正規戦力は約500名。練度は高いとは言い難い。姫騎士シャルローネ王女配下の赤月騎士団150名。ヘンク王子配下の黒狼騎士団150名。国王直下の黄月騎士団200名。
こちらが攻め手であるならば、こちらが圧倒している」
「こっちの芋菓子は塩が良いわね」
「ド定番のポテチはなきゃダメしょ!! 基本ザマス、基本」
「のり塩が欲しーい。相棒ー。次はのり塩でお願ーい」
「マスター、こちらも量産を所望します」
「赤い筒のもお願いするわ、山本」
「マスター ヤマモト、私は怒って良いか?」
「あー、なんだ、うん、殺伐とするよかマシだ。許してあげて」
なんとなくベルギアの皆さんをどうこうと言う空気は霧散してしまいシン達もテーブルに戻って来た。
「あっ、そだ、相棒! えびせん!! えびせん作って」
「マスター、私も所望します」
「おぉぅ、ウチとした事がそいつを忘れていたぜ。うーちゃんナイス!! モッさん、頼むよー」
「わたしも好きよ、えびせん。でも汚れるのよね、手が」
「へぇ、えびせんね。気になるわね」
無茶苦茶言うなよ······ 俺にそこまでの技術は無い。
「菓子談義も良いが、今はベルギアの王女一行とやらの処遇を決めるのでは無いのか? 我も菓子を戴いているが」
なんてーか、もう保留で良くね? シブですらグダグダだし、いつも通りの保留で。
「じゃぁ、最後に連中の目的はなんだ?」
「マスター ヤマモト、君の主食の採取が目的だ」
俺の主食ってなにさ?
「マスターの主食は『滋養強草』です」
主食ちゃうわ!! ってか割と何処にでも生えてるぞ。
腕を振るあの草→ ( ゜∀゜)o彡゜
「マスター ヤマモト『滋養強草』は魔力濃度が高い土地にしか根を張らない。
この森は魔力濃度が高く霊草、魔草が繁殖し易いのだ」
ただの食える雑草じゃ無かったのか······ ん? てーと、だ、エなんちゃらとか言う、金髪のにーちゃんは目的の目的のブツを毒扱いしたのか。
そうか、そうか、あー、なんだ、目的のブツの事位は知っとけ間抜け野郎。
( ゜∀゜)o彡゜強草! 強壮!




