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底辺のおっさんは、徹夜で語り合いました

 台詞ばっかりで一寸長いです

 二ノ宮さんのルート3(子供は知らなくて良い事)を見たり、悪臭の余り嘔吐したり、外回り組も含めて全員がヨウに検疫の様に脱臭の魔法(本来の使い方では無い)をかけられたり、二ノ宮さんがシンにからかわれたり、二ノ宮さんがその事でのたうち回ったり、二ノ宮さんがにゃーにゃーと猫に成ったり、二ノ宮さんに何か言った下井が二ノ宮さんに吊られたり、朝丘が「ロリコンで覗き魔なんて最低よね」とぼざいて二ノ宮さんに吊られたり、竹井君が「まあまあ、何が有ったか分からないが2人とも落ち着いて」と取り成そうとして二ノ宮さんに睨まれ猛犬の様に吼えられたりと、まぁなんだ、普段通りと言えば普段通りに時は過ぎ、俺は入口でシブと2人で見張りをしている。

「主、本日は誠に御迷惑をおかけしました。

 シゴとシロリの2人も役目の放棄などと言う目に余る始末。

 我も二ノ宮嬢を守り切れずに此度の不始末。

 誠にどの様に謝罪するべきか悩みは尽きませぬ」

「あー、うん、なんだ、まぁ俺はルート3(子供は以下略)なモノ見れたから気にして無いけどな。

 シブも気にするなよ、普段通りで十分だよ、十分」

「左様で御座いますか。

 して主、二ノ宮嬢を娶るとしましては準備は如何様に?」

「はい?」

何のこっちゃ? 目取る? 二ノ宮さんの目玉取ってどうするん? あ、いや『娶る』か? てー誰が? まさか俺?

「如何なされた主? うら若き娘を辱しめた故、当然で御座ろう」

シブさん、何を頻りに頷いてるのかな?

「あー、うん、なんだ、そのな、俺と二ノ宮さんはな、見た見られた事を忘れる事にした訳でな。

 結婚とかその類いの事は無いし、俺達の居た世界でもその見た見られたで結婚とかの価値観は少数派だし、二ノ宮さんにしても俺の様なハゲたおっさんが結婚相手じゃ可哀想だろ」

「はぁ、左様で御座いますか。

 しかしながら主、後世継ぎの事を思えば二ノ宮嬢は的確な相手かと」

「俺の子供? それは不幸な子供だな、底辺のハゲの子供なんざ。

 苦労と苦悩しか無さそうな子供を作る気には成れないな」

俺が吐き捨てるとシブは肩を落として俺を見た。

「シブ達が悪い訳じゃ無いんだよ。

 俺が自分の事を理解しているだけで『俺が良い』って言う奇特な女がいても出来る子供の事を思えばそりゃ無理だ。

 なにせ俺はろくでなしだからな」

俺の言葉に納得が行かないシブは頻り首をかしげて唸っている。

 このテの問題は当事者同士でするモンで『シたい』や『好き嫌い』だけの問題でも無いし、何より俺にその気が無い。

 まぁ『シたいか』と聞かれたら『シたい』が、無責任には成り切れ無いビビりだからな俺は。

「む、主、交代のようですな。

 ここは我等に任せ御休み下され」

シブの言葉に俺は洞窟の内部を覗き見れば、薙刀を担いだシンがこちらに手を振りながら歩いて来る。

「みたいだな、じゃあ後は宜しく頼むよシブ」

「お任せを」

後をシブとシンに任せて洞窟の内部に歩いて行く。




「おんやモッさんおつかー」

食堂として利用しているテーブルの置かれた場所で下井が手を上げて俺に挨拶して来た。

「おつかー、どうした? こんな遅くに?」

「にゃはは、うーちゃんがちーとばかり、もぞもぞとねー。

 愛されてんねーモッさん」

「??? なにが?」

「ありゃ、モッさんはムツリさんかにゃ? それとも気の使い過ぎかい? うーちゃんがモッさんを恋愛の対象として見てるのに気付かないフリはウチの前ではしなくてイイよー」

下井の口調は何時も通りに軽いが目付きが違う。

 俺は下井の対面に座り、下井の顔を見据えた。

 下井の目は普段は見ない真剣な目付きだ。

「気ぃー張りすぎのモッさんには悪いけど問題を増やすよウチ。

 冗談抜きにヨウのねーさんはヤバい、うーちゃんがモッさんを意識する様に誘導してる。

 ウチはトイレに行くフリで逃げたけど夕ちゃんは魔法で完全に眠らされてるし、トイちゃんはまぁマイペースだから普通に寝てるけどね」

「ヨウもか、シブも昼の件で「二ノ宮嬢を娶るとしましてー」なんぞ言い出すし」

「モッさん、モッさんが思ってる様なレベルじゃ無いんだよ。

 ヨウのねーさんは手段を選ばなくなって来てるんだよ? まともに考えてみなよ、こんな集団生活の内で自慰なんかすると思う? うーちゃんが」

「野郎なら暗黙の理解であるかもだが、二ノ宮さんが隠れもせずにスルとは思えないってか、そもそも二ノ宮さんはスル様なタイプか?」

「そーゆー事。

 ヨウのねーさん、女子スペースの音とか消してるみたいでさ、うーちゃんのそう言った事の歯止めを壊そうとしてると思う。

 ウチが新入りって事を踏まえても、モッさんがいない所でからかう感じだった誘導が魔法まで使い出してる。

 モッさんがうーちゃんと関係を持ちたいのならウチはイイんだけど、モッさんさ、その気、無いでしょ?」

「まぁ、ね、どちらかと言うと妹か親戚の子供って感じだな」

「ふーん、まだ取り繕うのかい? モッさん。

 モッさんみたいなのは、責任が怖いビビりしょっ。

 モッさんが何とかしないとさ、うーちゃんは暴走させられるよ、ヨウのねーさんに。

 多分だけど、それでこの集団生活は終ると思うよウチ」

「ゴブリン達が派閥を作って争い初めて、多分だが二ノ宮さんは逃げ出して竹井君が敵になる」

「モッさんさ、うーちゃんとしっかりと話し合ってみなよ。

 ウチはモッさんの作った集団が気に入ってるんだよ、バラバラになるのは勘弁して欲しいのよ」

「下井はさ、アホみたいなフリで良く見てるんだな」

「ウチのしょせーじゅつってヤツですわ。

 相手を選んでるんよ、ウチがウチ言うのは」

「初対面で『ウチ』ってたけどな」

「アホっぽいしょ? 見下され過ぎ無いてーどにやると効果的なのよ、コレが。

 相手が勝手にナメてボロを出すんで弱味握り放題♪」

タチ悪、コイツタチ悪過ぎだろ。

「でもな、モッさん、ウチが今ウチ言うの、腹割ってるからだからなんだよモッさん。

 うーちゃんは単純で感情的だけど明るい良い娘だし、竹ちゃんは見た目はアレだけど責任感が強い真面目な良いヤツ、夕ちゃんは、なんだ、アホだね、身を守りたくて毒吐いて人を遠ざけ様として失敗してる素直なアホ、トイちゃんはマイペースで不思議ちゃんなとこあるけど、モッさんをイジって遊んだりしてるとことか好きだよウチ、シブのおじ様は真面目でお堅いけど抜けてるとことかあって可愛いし、シゴはモッさんの前とそうでない時のギャップが笑える、シン坊とシロリきゅんはー弟? まぁ、イイヤツ等よね、カドゥのイカれ坊主は端で見てるとアホでクッソ笑えるし、イットゥー兄様は···普通にイケメン? ヤベ、地味につまらんヤツだな兄様、ヨウのねーさんとホルダーせんせはヤバい、本気でヤバいよ、魔女と悪魔そのものだよ、あの2人は。

 モッさんの為ならなんでもする、しかもバレ無い様に暗躍してるし、たまに虫か何かを見る様な目でうーちゃんや夕ちゃんを見てる事がある。

 最後にモッさん、モッさんはなんか無理してるおっさん。

 モッさんさ『囚人のジレンマ』の必勝法を指針にしてるしょ? 自分からは裏切らない、裏切り者は許さないってヤツ。

 でも、割り切れなくて身内に甘い無理するおっさん。

 ウチの前なら無理しなくてイイよー」

「語るねぇ。

 でも最後で『ボロだせー』って、成ってるぞ」

「にゃはは?バレてーら。

 でもね、無理して潰れて欲しく無いのは本音だよモッさん」

「ありがとな、下井」

俺が頭を下げて礼を言うと下井は顔を赤くし奇妙な表情で両腕をバタバタと振って遊んでいた。

「モッさん、人付き合い下手でしょ。

 急にクッソ真面目にお礼を言ったり、謝ったりしてさ、弱ってたら勘違いされるよ、色んな意味でさ。

 うーちゃん辺りの年だと、真剣に本気で謝ったりお礼を言う大人なんか居なかっただろうし、弱ってたら惚れちゃうかもね」

「ねーよ、バーカ。

 明日にでも二ノ宮さんと話し合って見るよ、ありがとな」

「モッさん、シリンちゃんが暴走するから禁止な、それ」

凄い勢いで振り回される左手を悪戦苦闘しながら右手で抑え様とする下井に俺は「りょーかい」と笑って敬礼した。

「あ、っと、下井さ『ウチ』ってのは関西の出だからか?」

「うんにゃ、生まれも育ちもK県だよーウチ。

 子供の頃に見たアニメの主人公がウチって言ってるのを真似してたら、移っただけー」

「そのアニメって関西のホルモン焼き屋のヤツか?」

「お、モッさん知ってるん、チエちゃん?」

「大分古いぞ、そのアニメ」

「にゃはは、子供の頃はチエちゃんが凄い強くて格好良いおねーさんだったんだよ、ウチには。

 モッさんに聞きたいんだけど、ゴムの船長って言ったら何?」

「救世主かおでん屋、又は愉快な声テロリスト」

「ヤッパ、ヲタじゃんモッさんって」

「るせぇ、腐女子のオバちゃんめ」

「おおぅ、そいつは違うぜ、ぶらじゃー。

 ウチは雑食なんでロリもイケる口やでー」

「悪く成ってどーすんだよ、ってか、ぶらじゃーって何!!」

「女子が切り離してはならない衣類かつ、武器で防具で男の子のロマンの一種?」

「なして、疑問系?」

「それは秘密です」

「古っ!! それはどっちのヤツだ、バラエティー? バラエティーの方ならもっと古っ!!」

そのまま俺と下井は飽きもせずにバカな話を朝まで続けた。





 下井と夜明かしした為か二ノ宮さんがむくれたが、朝食の後に俺が今日を休養日にしようと提案し二ノ宮さんに「後で話しがある」と告げたらあっさりと機嫌が直ったのだが。

 俺は『予定は未定であり決定では無い』事を忘れていた。

『あしゅらデーモン(仮)』を洞窟の前で顕現リアライズを行ったのだが······

「レフィー、おお我が愛しき愛の堕天使レフィー。

 君は何故、我が半身たるレフィなのだ!!」

「ライト、わたくしを愛で惑わす愛の悪魔ライト。

 貴方は何故、わたくしの半身たるライトなの」

また、七面倒臭いのが出たよ。

 なんだかんだで初投稿から30日。

 これからも、宜しくお願いします

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