底辺のおっさん再びガチャる
底辺のおっさんは『出る作品を間違えちまった』らしです。
本日2話目です。
衣類のワゴンを顕現するしないで二ノ宮さんと揉めたが俺が勝った。
保護した2人まで巻き込み二ノ宮さんは『衣類必要』派を立ち上げるがゴブリン達を引き込めなかった為、多数決にて『まだ不要』派の俺とゴブリン達に敗北した。
ランク5だからランクの読め無い加工フィギュアと一緒に顕現したいだけなんだけどさ。
保護した2人、ミカン野郎こと竹井 猛と辛気臭い女こと朝丘 夕とゴブリン達も含めて自己紹介を済ませ、俺とヨウ、ホルダーの3人で2人の『異能』の確認の為に聞き取り調査や今までの経緯を話た。
竹井は前世で役者をしており特撮番組のヒーローを目指していて『神を名乗る奴』にヒーローに成りたいと伝え『総合身体強化』を手に入れ、朝丘は『傷付くのも傷付けるのも嫌だ』と伝えたらしく『簡易魔力障壁』を手に入れている。
視覚で認識可能な『異能』な為、確認はあっさり済んだが、竹井君のミカンの皮染みたクレーター顔でヒーローは難しく無いか? でも俺は嫌いじゃ無いな、不可能への挑戦ってのは。
3日程で保護した2人は回復し探索や食料集めに参加して貰っている。
化け物染みた外見通りに竹井君は化け物染みた戦闘能力を有していた。
なんと言うか漫画的な表現になるが『俺だけ出る漫画を間違えちまった』だ。
だってねぇ、跳び蹴り一発でオーガーが文字通りバラバラにしたり、朝丘さんの生み出した不可視の魔力障壁を足場にしてデカイ鳥を蹴り落とすとか、アニメかよアイツ。
二ノ宮さんもすれ違いざまにオークの首を切り裂くとか、暗殺者宜しく木から跳び降りる不意打ちでオーガーの頚椎にナイフを突き立てて仕止めるとか、おっさんの俺には無理!
まぁ2人を保護して1週間でトイの魔力チャージ量が479まで増えたので11連ランダムガチャを回す事を全員に伝えた。
「回すぜぇ、回してやるぜぇ俺は」
役立たずぶりがこれでもかと浮き彫りになっている俺のテンションはおかしな方向に振り切っている。
「ぶるぁー」
訳の分からん気合いの声と共に俺はトイのハンドルを回す。
召還演出の後、11個のカプセルが現れる。
白白白白白白青青青黄赤、結果は白6青3黄1赤1と、再び爆死と成り、両手両膝を地に着け項垂れた。
ランク1から5まで出る11連ガチャで半数以上がランク1だ。
確かに髙ランクに成る程出ないモノだが、中間のランク3が1つしか出ないとは······
追い討ちにトイが「ランダム11連ガチャはランク5カプセルが1つ保証されています」と伝えてくれたよ、ちくしょうめ。
んでもって、問題の中身は。
まずは白から確認。
「オメーメーです」
黒山羊だな次。
「メメーメーです」
白山羊さんか、次。
「インプです」
ハイハイ、淫夫な淫婦、次いくべ。
「異世界のヤスリ(紙製)です」
タ●ヤの紙ヤスリ仕上げ用が1枚かよ······次だ
「ノーマルゴブリンです」
安定のゴブリン··· まだあるし次っスよ!
「食料10日分です」
まぁ当たり? 次は青ランク2だ。
「異世界のペン詰め合わせです」
Gマーカーのメタリック6本セットか、次な、次。
「ビッチョーです」
デカイ鶏? まぁ良いか次行くゼヨ!
「異世界の調理器具です」
何、この時代劇に出てくる様な吊り下げ式の鍋は··· ランク3行こ。
「異世界(日本)のお菓子詰め合わせです」
またケンカの元が出たよ··· ラストのランク5で勝負だ。
「異世界の釣具作製器具セットです」
手作りルアーの作製キットか、俺にどうしろと?
ルアーの作製キット、ヤスリ、マーカーを顕現しようとしたが、二ノ宮さんが菓子や食料衣類の顕現所望したので仕方なく、鍋と菓子と衣類も追加して顕現すると、竹井君 朝丘さんの2人が目を丸くし驚いた。
ガチャフィギュアが実際に使える物に変わったりすれば話には知っていても驚くよな、普通は。
案の定、二ノ宮さんとシンが菓子の奪い合いを始めたので俺は拳骨をくれてやり、菓子を全員に配布してやると、竹井君は菓子を二ノ宮さんと朝丘さんに譲り微笑みを浮かべた。
俺もそれに習いシンとシロリに菓子を渡すと竹井君は俺にサムズアップを向けて来たので俺もサムズアップで返した。
見た目はともかく、竹井 猛と言う青年は優しく強いイイヤツであり、彼がヒーローを志す限りきっと変わらない。
キレイなスーパークリーチャー菊● 竹井 猛、29歳。
イイじゃないか、化け物がヒーローを志したって




