底辺のおっさんは、話をすり替える。
一話飛ばして更新してしまい申し訳ありませんでした。
誤字報告をありがとうございます。
竜帝が俺を一瞥して、興味を竹井君達に戻したが俺は続ける。
非戦闘員を逃がす時間を稼無いと不味いし、デカくて強くそうだし、てか、怖え。
何か言って無いと動けなくなりそうだ……
以下 山本の適当な罵倒が続きますので不愉快に成られる場合は後書きへ移動して本編の簡易まとめをお読み下さい。
「どーした、魔力ゼロのハゲ親父が怖いのか。
これからテメーはテメーの不始末を叱られるんだから怖いよなぁトカゲ王。
魔力ゼロに笑われるトカゲが王とか笑えるよな。
そうか『王トカゲ』って事か。
デカイだけしか取り柄の無さそうなボッチだから、言ったモン勝ちの王トカゲだしな。
このトカゲトカゲ、トカ下郎の発注類の発送ミス、直ぐさま発覚、かくしてトカゲの尻尾切り、キリキリ痛んで切り離し、したらば在るのは尻尾だけ、だけ竹筍、ノコノコ歩いて、てんてこ舞い、今は尾無しの爬虫類!
魔力ゼロに笑われても気にシナーイってか、オート影さんはカッコええのぅ、デカイのに影の薄さを自動で変えられるなんてな。オートな影だけあるよな、すげぇ、しゅげー、手芸、手芸もやりたいど爪が邪魔で出来ないオート影さんは八つ当たりで俺達にボクチンは強いんだじょってビビりながら襲いかかった訳かよ、情けないヤツだな、このウスバカゲロウ野郎。
カゲロウじゃなくてアリジゴクのウスバカゲロウなら長く生きれるって言っても生き過ぎだろデカブツ。
ウスバカゲロウの地方俗称の極楽トンボ野郎らしく、適当いい加減脊髄反射で生きてるだけの傍迷惑なゴミ生物は、地面のしたで寝ながら餌が落ちて来んのを待ってろよ、尻切れトンボの性転換野郎。
性差に悩む人達に失礼だから消えろや尾無しの負うトカゲのカス野郎。
尾無しで負うって駄洒落かよ、役者志望なのに三下以下のモギリ野郎が」
俺は兎に角、竜帝の気を引く為に適当な事を言い続けながらホルダーからの念話を待つ。
『「マスター ヤマモト、一体どうしたんだ、君らしくもない」』
『「ホルダー、俺がヤツの注意を引いてる間に非戦闘員を安全な場所に移動させてくれ。
ヤツの情報は分かり次第共有しよう。頼んだよホルダー」』
俺は念話を口に出さない様に歯を食い縛り、竜帝に耳に手を当て聞き取るジェスチャーをすると、竜帝が天に吼えた。
「今直ぐに殺してくれる」
「へー、言い負かされたら殺して無かった事にするんだ、こんな『魔力ゼロの最底辺のハゲ親父』を」
「黙れと言っているのだ、地べたを這う事しか出来ぬ地虫風情が」
竜帝の声に飛ばされかけて俺はよろめくが、言い返してやる。
「そんな三下以下の思考しか出来無い脳筋以下の産廃野郎が。
気に入らなければ殺すなんざ、気に入らないと暴れ出す幼児かよテメーは」
「『マスター ヤマモト、ミス ニノミヤとミス アンが非戦闘員を連れて移動を開始したが、君はどうするつもりだ。
このままでは君の命が危険だぞ』」
俺はホルダーの念話に応えずに続けて行く。
「テメーが俺を殺しても、テメーが俺に負けた事は消えねえって分かってねえよな、テメーの腐った頭じゃな。
教えてやんよ、テメーが救え無い程の馬鹿だってよ。
いいか、テメーが俺に負けた事を無かった事にする為に俺を殺せば、テメーが覚えている限りテメーの負けは消えねえし、直ぐに忘れたのならテメーで救い様の無い馬鹿だって証明してる事になんだよクソトカゲ。
いいか、テメーは負けすら認める事の出来無いカス野郎だって理解しやがれ」
「ほざくな弱小生物が」
「なら試して見るかコラ。
俺の一撃が痛くも痒くもなければテメーの勝ち、少しでもダメージがあれば俺の勝ちって勝負でよ」
ブロゥが俺の横に立って俺を援護しだす。
「ダディに負けるポうな真の最弱とはミーは戦闘し無いポよ、弱い者イジメは格好悪いポからね。
トカゲやポうは薄汚く負けを認められ無いゴミやポうだから無視して行くポよダディ」
ブロゥ、それディスってねーか俺を。
「そうですよ山本さん、付き合う必要は無いですよ。
オレ達は急いでますし、自分達から襲いかかって来たのにシロリに倒された仲間の事を根に持つ様な連中と付き合っていたら切りが無いですし」
竹井君も俺の横に立ち竜帝を挑発し出す。
「そうだな、精神性ザコトカゲなんざ無視して行くとしようか、みんな」
「待て、待つのだ」
俺達が歩き出すと竜帝が引き留め出したので、からかってやる。
「待てじゃねーだろが、待って下さいだろボケ。
それとも証明して見るか、テメーが最底辺の最弱最低最悪産廃野郎じゃ無いって事を」
「証明して見せよう、我の強さと偉大さを」
竜帝は再び天に吼える。
良し、話のすり替え成功だ!