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1 キャラメイク

連休の暇潰しとしてゆるく書いていきます。

ゲームのあるある共有出来たらいいなぁ。

「うーむ」


 自分は現在、先週始まったばかりの

「New Life Phantasy」というVRMMORPGのキャラメイク中。

 略してNLP…すっごく読みにくいです。


 本作は製作前から期待されていて、本当は直ぐにやりたかったのだが……

 最後に今やっているゲームのステージを回ろうとしたのが間違いだった。

 最初のステージの懐かしさ半端ないわー。

 ここのボスで死にまくったなー。

 あっという間に一週間。


 フレンド達は颯爽とオープン日にゲーム移ったらしい。

 それほどの待望新作ゲームなんだが…置いていかれた。

 解せぬ。


 まぁ、後で聞いたが初日と2日は緊急メンテでほとんど入れなかったらしい。お詫びで石貰ったんだと。意味わからん。


 本作が超人気なのも、過去いくつもの作品が世に出されたが流行らなかったのも理由がある。


 何故なら、今までの作品はキャラ作成の制限が設けられている。

 現実とゲームキャラの身長や体格のギャップが大きいと歩くこともできないらしい。

 初期のVRMMORPGのプレイヤーが現実・ゲームで転び回る問題が出て、現実の身体データをロードしてプレイするしかなかった。


 無論ファンタジーのモンスターに貧弱素人が勝てるはずもなく。

 ほとんどスキルを唱えると勝手に動くゲームとなった。


 リアルベースのアバターでゲーム楽しめるか!!

 と言うシャイな方々は、レーシングゲーム等に流れた。

 戦闘機の操縦は中々楽しい物でした。


 猛者達は現実で筋肉モリモリのマッチョマンになるまで鍛えてまでプレイした。

 自分はマッチョとは別にVRの世界観を楽しんだ。


 そんな時代に新たな技術が生み出された


[感覚緩衝システム]

 このシステムにより、自由なキャラでのゲームプレイが可能になった。

 これが8割は海馬氏個人で作成され、書類申請や検証後にNLPに組み込まれたってんだから海馬氏の熱意が伺える。

 雑誌の特集にて本人のコメントが「猫耳少女でゲームがしたかった」だ。


 素晴らしき天才(へんたい)だ、足を向けて寝られないね。



「よし、完成だ!」

 元々どんなキャラにするのかは決めていたのだが、予想以上に細かく設定できるので時間が掛かってしまった。


 種族はコボルト

 小型犬が二足で立ったような種族で敏捷と器用値が高く、魔法もエルフに次いで高いらしい


 双剣のコボルト剣士を目指し、見た目はサモエドっぽくしてみました。笑顔がまぶしい。


「うむ完璧だ、次に進もう」


 次は初期ステータスポイントの割り振りと装備の選択。

 武器のほとんどが灰色なのは多分筋力値が足りていないのだろう。ナイフしか装備できない。


「筋力に振ってッ!?」

 いきなり目の前のコボルトキャラ横に膨らみ驚く。

「何だ?」

 筋力値の振り分けを変えると体格が変化する。

 システムのヘルプを開くとキャラメイクの該当部分を見つけた。


[初期振りのみ体格への影響を及ぼします]


 うわっ、なんて要らない機能なんだ。

 多分、見た目のステータス詐欺防止なのだろう。

 種族通りのステータス振りなら問題無いが、混乱するようなキャラ作りは駄目。

 筋力極振りの細身エルフも駄目。


 初期振り出来ないならナイフ二本で進めて

 レベルアップで貰えるポイントで筋力を増やせばどうだ?

 剣のスキルを覚えるのが遅くなるが仕方がないか。


 しかし筋肉ついてる割には毛皮で太ってるようにしか見えん。

 駄目元でいじってみよう。仮保存してっと。

 無理なら筋力下げてナイフでいいや。


「はぁ~3時間もキャラメイクやったのに」


 白いから余計に太って見えるかと思って茶色にしてみたが……

 なんかタヌキの置物みたいだな。


「ふ~む、たぬき。たしかイヌ科だし有りか?」


 毛並みを短くして、尻尾はシマシマの先が潰れた丸、キリッとした眉も付けてみるか。


 絵本とかのたぬきとアライグマが混ざってそうだが

 双剣たぬきも有りかもしれん。


「凛々しいと言うか、ふてぶてしいと言うか」


「取り敢えずプレイして駄目なら作り直すか」

 ステータスが生きる初めてのゲームだからな。


 ステータスもOKっと

 名前はこれでいいや


 最初のこだわりは何処へやら、ここにたぬきが爆誕した。



自分はキャラを作りこんで結局テンプレートを少し弄る所に落ち着くタイプです。

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