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第58話

 短時間、長距離移動。それを可能とした物は、どうしたって魔術しかない。困った時の魔術様様。速度目標はペルチェを越える事。

 俺がスピードスターを取ってしまったために、3人の間に個人差が発生した。自走移動だとウィートを置き去りにしてしまう。それを避ける為には、簡易的でも乗り物が必要となった。当然飛行機は存在しない。原油もジェット燃料も無い。あっても使えないけど。

 さて時間も押している中、無い知恵絞って考えました。連戦で心許ない盡力。続いて空気抵抗は無視出来ない。例え火耐性があっても服は燃えるし。その前に酸欠で昇天するね。

 初回の俺ですら実行していない初挑戦。

 第1候補。気球。燃料無し、シート無し、移動速度無し。却下。

 第2候補。空挺。燃料無し、材料無し、設計図面無し。却下。

 第3候補。人間砲台。燃料人力、カタパルト無し、目標設定不能。却下。

 第4候補。飛行機。燃料無し、鉄鉱石無し、空力原理不明。却下。

 止めよう。答えの出ない文章を羅列しても意味が無いし、誰かに怒られる。

 考えられるのは、弾道弾方式。ほぼ垂直に上空へと飛び、シールド張りながら重力加速落下。目的地は常に視認とマップで正確性はある。着地の衝撃で街を破壊してしまう危険性あり。

 空間移動方式。ど定番中の定番。行った事のある場所なら、一っ飛び。聖都・・・行った事ありませんでした。寄っておけばよかった~。無い物は諦め・・・本当に無いのか?

 「私はあるよ。ティアレスとして、一度だけ潜入した。今ほど発展してなかった気がする」

 「私もありますね。シュレネー様の付き添い人として。第3都市のみですが」

 「場所をイメージ出来ないのはおれだけかぁ」

 イメージ?イマジネーション?クリエイティブ・・・違う。トレース、投影か。

 これまでマップをとても便利な地図としてしか扱って来なかった。タップする事はあっても、マップ上で何かを創作しようとした事はない。志向投影。その真の意味は何だろう。

 意志や意向を投影出来る。投影出来るなら、形だって描ける。正確な描写であればある程場所のイメージが捉え易い。実際に行ったほうが確実性は高まるが、航空写真やドローンの空撮映像などでもその場所に行った気分が味わえる。

 そこに俺が唯一この目で見た風景を加える。あの教皇が居た祭壇のような場所を。

 「ちょっと2人の手借りるよ」クレネの左手を握り、ウィートの右手を握った。

 「2人の空いた手で、聖都をなぞってくれる?」

 言われるまま、2人は丁寧に聖都のシルエットを指や手でなぞった。クレネが土台を築き、ウィートが第3都市の場所を撫でた。現れたのは立体的な第3都市。菱形の土台が4つ。北を上に見て第3は右下に当る。

 「ここが第3都市ですね。上空から見るとこうなるのですか。今勇者様が戦っているのが第1都市ですね」左上の枠の中で勇者が移動していた。赤色がその後を追いかけ回している。鬼ごっこかな?

 「左下が第4、右上が第2となりますね。聖神教団の総本山、大聖院が第1の中央にあるはずです」

 「そこに祭壇ってある?」

 「詳しくは解りませんが、祭事が行われる祭壇は一つだけだと聞いた事がありますね」

 「大聖院かは解らないけど、その場所の大きな寺院は覚えてるよ。遠目で見たから」

 「お、いいね。描いてみて」

 第1都市の中央部を拡大して、クレネが大聖院を描いた。現れたのはドーム型の建物。歴史を持つ建物こそ、姿形は保たれるのが世の常。今でも全体像は変わらないと見た。そこに祭壇のイメージを加える。

 「よし。いっちょやってみますか。2人とも何処でもいいから掴まって。強めに」

 両サイドからの抱き着き。両腕を上げていたので、脇腹中段にそれぞれの柔らかい双丘が押し付けられた。超密着。これ以外に気持ちいいかも・・・集中出来んわ!と言いつつ文句は無いので集中集中。

 「テレ・・・、キャンセル!」嫌な予感しかしなかった。最悪ケース。俺だけが裸で飛んで行く。完全変質者だな。移動が成功しても、向こうで断罪されちまうよ。

 「フル・テレポート!」大聖院を長押ししながら、術式をイメージした。

 「えっ!!!」次の瞬間の3人の声。足の下に地面を感じな・・・。下を向くと、遙か下方に菱形が4つ見える。大空・・・広いね!その後は、お約束のー。

 「うぉーーー」「きゃーーー」「ひょーーー」俺、クレネ、ウィートの順。ひょーって何?

 自由落下中に、互いの手首を繋ぎ合って輪になった。着陸まで後10秒。2人を確認。

 着衣良し!装備ロスト無し!体調普通!(目視)流石にこのまま仲良く地面にキッスは出来ないししたくない。死ねる。

 「クリエイト・グライダー!」直ぐ真下に、翼の広い頑丈な紙飛行機を創造した。

 「フライ!」3人の着座直後に、紙に向かって唱えた。自由落下が止まり、ゆったりとした垂平航行移動に切り替わった。

 「あー死ぬかと思った。盡力残ってて良かったー」

 「もー、賭け事する人嫌ーい」クレネがむくれている。死してもやりませんとも!ギャンブル・・・あれはコロシアムでは!!第4辺りに円形の闘技場が見えた。

 「お小遣い程度でしたら構いませんよ。でも、私たちを賭けの対象にしたら許しません」

 ウィートが俺の目線を読んで釘を刺して来た。今はそれどころではない。第1都市に目を向けた。超巨大化した人型の物体と壮絶な火球の打ち合いを繰り広げる人が一人。ガレ君やるじゃないの。伊達に勇者のフィアンセではないな。

 人型の物体の股間辺りには、何やら切れ掛かった巨大棍棒がぶら下がっていた。

 「うわぁ、半分だけ切られるってのはなぁ。逆に可哀想」初回時に師匠にあれを潰された記憶が脳裏を掠め、背筋が凍った。

 「ツヨシ。あれ、担当だよ」

 「マジっすかー。まぁ男として、いっそひと思いに」

 「わ、私はな、何も見てません!」

 「ちょっ、何あれ!あれ魔剣で切る気?洗いなさいよ!絶対よ!絶対だよ!」茜が必死だ。終わったら洗浄しますんで。

 物陰で勇者さんが頭抱えて震えていた。ありゃトラウマやね。あんなんに追い掛けられたら怖いわなぁ。

 段々と街並が大きくなる。死なないまでも、衝撃緩和しないと重傷レベルな高さ。体感残存盡力も、大技で後2、3発が限度。

 「2人の残りは?」

 「私は何もしてないからほぼ全快」ですよね。

 「私は、普通の斬撃が1って所です」

 「ウィートは右腕狙い。クレネは両膝。おれ、去勢手術!」損な役目な気がするが。

 下の火球の打ち合いが途切れた瞬時に、飛行機から飛び降りた。地上の誰もが上空など見ていない。隙を突くには絶好期。

 「着地点に幕張るから。各方散開!」

 「了解!」「了解です!」

 「アン・グラヴィティ・トリプル!」各員の足元に薄い円盤を投げ入れた。巨人に対して左側にウィート。右側にクレネ。中央は俺。着地と同時に、ウィートは更に左へ。クレネは右側を掠めて奧に飛んだ。膝裏狙いか。そして俺は、巨人とガレストイの間に立ち、両手で魔剣の柄をバット持ちして右打席風に構えた。剣術?知らないねぇ。

 「よぉ、初めまして。元教皇さん。早くボールくれよ」

 「うぉぉぉぉーーー」巨人が叫ぶ。腹まで響くぜ。それより早くボール。

 「スケカンさん!」

 「援護は様子見で。流れ弾にはご注意を」飛んで来ない。格好悪い。仕方ないのでぶら下がる竿諸共2つの玉を取りに、突貫を開始した。その間だけで、ウィートは狙い通り巨人の右腕を斬り飛ばした。既に両膝裏に矢が数本突き刺さっている。膝を前に折る魔王。

 待って欲しい。この俺の進行方向は・・・。膝を崩して仰向けで背中から倒れる魔王。

 下敷きになった幾つも建物。人が中に居ない事祈る。今は祈ってる場合じゃない!

 進路上に去来する物は、人間としての排泄口。断る!断固断るぞ!

 「スピードスター!!」短距離なら空気摩擦は無視。感覚周囲の全ての動きがスローモーションに変化した。巨人の棍棒が倒れた衝撃でバウンドして上方に持ち上がった。狙うべきはこの瞬間しかない!

 魔王の股間手前で急停止し、下段に構えてからの全力斬り上げ。狙うは根っこ。

 「去勢完了!イレイザー!!」切断成功。巨人の分離した棍棒を抱き締めたくはないので、残る盡力を絞り上げ、棍棒を消去した。

 「君の仕事だ。勇者、グリエール!」後方の勇者に向けて親指を立て、巨人の太腿を踏み台に右手に飛び退いた。魔剣を一時的に路上に放り捨て、下に居たクレネの胸にダイブした。

 勢いを殺し切れずに、2人して何かの倉庫の壁を突き破った。

 「強引ね。ここでしちゃう?」

 「したいけど、今は無理!」瓦礫を掻き分け外に出て、手放した魔剣の柄を即座に掴んだ。予想範囲にあった魔剣の移動。実際魔王の方向に移動仕掛けていたので、嫌な汗が出たぜ。

 「セーーーフ」

 「助太刀感謝します。ですが、何故貴方が魔剣を持っているのか。後で説明して頂きますよ」

 「おう。それより起きるぞ!」巨人が残る左腕を支えに、半身を起こそうとしていた。

 「ゆーうーしゃーーー、まーけーんーーー」己が執着する言葉だけしか聞こえない。もう既に自我は無いんだな。同情はするよ。俺にもあったかも知れない、成れの果てに。

 グリエールが聖剣を振り上げた。

 「魔王ロメイル!魔に堕ちた貴方を救います。永久に眠れ!ファルナイト・レクイエム!」

 勇者としての覚悟を固め、強く速く大きく成長したグリエールの斬撃は、遙かに大きな魔王の身体を丸飲みして貫いた。

 「あぁーーー、かーみーさーまーーー」魔王ロメイルの最後の断末魔は、悲しみを帯びた嗚咽を含み、聖都に響いた。

 薄ら明ける早朝に、いったいどれ程の人が耳にしていたかは解らない。けれど教団の象徴だった彼の声を、最期の叫びをどうか受け入れて、良い方向に向かって欲しいと願う。

 「あー、連戦で徹夜かよ。ねみぃ・・・」盡力も残り僅か。残量が無ければ、マップも常時発動が維持出来ないので、これ以上の戦闘は願い下げ。

 7つ目が何処に現れるのか。一瞬自分ではと冷や汗を掻いたが、最大広域世界地図を眺めていても近辺には赤色は無く。一時的に世界から赤色が消滅した状態。

 こうして、世界に平和が訪れた・・・。んな訳はないと思うので、これは女神がくれたインターバルとでもしておくか。

 「うん、拾ったから」

 「はぁぁぁ???」グリエールちゃんが絶叫している。

 「だってブシファーの城潰した時に落ちてたんだもん。デザインが気に入らなかったけど、丈夫そうに見えたから拾ったの」戦場跡地となった広場の脇の噴水で、ゴシゴシと硬めのブラシで魔剣の刃を洗っていると、元気一杯のグリエールが詳細を求めに来たので、最もらしい嘘で誤魔化そうとした。若さっていいなぁ。でも実年齢で言えば、そんなに俺も離れてないんだけどなぁ。

 「拾ったって何ですか?魔剣と言えば魔王の持ち物ですよね?どうして普通に持てるんですか?スケカン殿は人間ですよね?ひょっとして南の魔王を倒せる手段ってこれの事だったのですか?なぜ?どうして?」勇者様が魔剣を目の前にして、取り乱す姿を仲間の一部と一般民が離れた場所から心配そうに見ていた。

 「落ち着いて。グリエール、聞き分けのない子は、嫌いよ」駄々っ子勇者の顔をクレネが両手で優しく包んで、諭すように語り掛けていた。

 「は、はい・・・クレネさ・・・ま」

 「ちょい、クレネ待て。勇者魅了してどうする気だよ!」

 「だって面倒だし、五月蠅かったから」

 「すみません。取り乱してしまいました」解放されたグリエールが肩で息をしていた。

 「おれら冒険者だよ。魔城で落ちてた武器拾うっしょ?何か呪われてたけど、調教したら大人しくなったからそのまま使ってるんだよ。女神様がこれ魔剣だけど、使いなさい使いなさいって言うんだから使うっしょ」

 「スケカン殿も女神様のお声が聞こえるんですか?」

 「声ってよりは、何かしらの意思って感じかな」

 「そうですか。私は時々耳鳴りとか、とても小さな囁き声だったり・・・。スケカン殿、女神様はどの様な方だったか覚えていますか?」

 「見え方は人それぞれって気がするけどねぇ。おれの場合は普通の人間の女性だった。真っ白な翼とかも無くて。年の頃は少し年上のお姉さん風。美人さんではあったけど、今も昔にも出会った記憶が無い人だったな」

 「普通の、人でしたか・・・」

 「あぁそれとすっごいスタイル抜群で、超ミニスカート、黒い下着。自分から見せて来るくらいにエロかった。そんなにエロいんだからって、試しに背中に回り込んで胸揉み拉いてみたけど。全然怒ってなかったよ。懐深いよねぇ。慈悲深いってのかな」

 俺も疲れていたのでしょう。言わなくて良い事を自ら熟々と正直に話してしまうとは・・・。

 「も、もみぃ!!!」グリエールが気絶しそうだ。

 左にウィートの、右にクレネとグリエールのそれぞれの平手打ちを頂きました。右の腫れが酷い。消耗が激しい自動は切っているので、治らねぇさ!

 「ツヨシ。流石に私もそこまでは許容出来ないよ」

 「ちょっと幻滅しました・・・」

 「私が斬りましょうか?下の物を」勇者様が聖剣の柄に手を掛けて、下半身を睨んでいた。

 眠気がぶっ飛んだと同時に、洗い終えた魔剣を収納し、姿勢を正して女性陣の前で土下座をさせて頂きましたとさ。

 口は災いの元と申します。お疲れ気味の皆様も気を付けましょう。誰?

 「子供は欲しい。出来るまで待ってくれ」

 「冗談ですよぉ。おね・・・クレネさん」

 「はぁ・・・」最後のウィートさんの溜息が重苦しい。

 「それはそれとしてグリエール、女神様がどうかした?何か声が聞こえたとか?」

 「いいえ。逆です。今は何も聞こえなくなっていて。少し、不安だなと」

 「本人もまた会いましょうって言ってたくらいだし。それは少しだけ休めってお告げさ。休養しろって言う事は?」

 「7つ目はやはり・・・」

 「どうだろうなぁ。もし師匠じゃなくても、同じ位にヤバい奴になるだろうさ。おれも休みたいし。ウィートの挨拶行かなきゃいけないし」

 「私、ですか?」

 「居るでしょ。最近忙しくて忘れちゃってるけど。報告すべき人がさ」

 「あ、ああ!!!そうでした。私としたことが」

 報告と共に、彼にドレス職人さんを紹介して貰おう。予定外に2人分となってしまったけれど絹糸集めにも走らないと。何とかこの休養期間中に挙げてやるぜ。

 「グリエール。戦いの覚悟も必要だけど、別にもやっておかなきゃいけない事あるだろ?」

 解り易いように、瓦礫除去のお手伝いをしているガレストイ君を指差した。

 「はい!ですね。でも希望を言えば、殿方から言って欲しかったのですが・・・」

 「まぁ、言わせるのもありだと思うぜ。頑張れよ」

 ガレストイの背中に向かって走り出すグリエール。2人が抱き合うのを見届けながら、俺たちは宿屋を探しにあるき・・・。

 東の空から何者かが急速接近して来る気配を感じた。マップには何も映らない。東の空に赤いお星様が?朝ですけどね。敵ではない。魔王でもない。空を飛んで来る者。

 それはたった一人しか浮かばない。

 「おい!!!ツヨシ!私を忘れておったじゃろ」

 折角片付いた建造物の跡地に、改めて地面を掘り起こす者。強引な着陸を見せ、泥だらけの状態で持参の白ワンピを着こなす、その少女の名は。

 「おー久し振り。ゴラちゃん」

 「久し振りね。ゴライアイス。死にに来た?」

 「来ておらんわ!何かクレネの雰囲気が変わったの。まぁ良い。こちらで戦っていたようじゃったから助けに入ろうと急いだが、間に合わず。集落に帰ろうかとも思ったが、それはもう途轍もなく嫌な予感がしてのぉ。慌ててここまで来た」

 「お初にお目に掛かります。第4夫人の、ゴライアイス様。私は第2!ですので、お忘れなく」

 「棘のある物言いじゃの。私は何番目でも構わん。お前が天寿で死ぬのを待てば良いだけじゃからな」

 「・・・お姉様。あれ、吸い尽くしても宜しいですか?」

 「ウィート。目が恐ろしいぞ。慌てても変わらない。き、気長に行こう」何故かクレネがウィートに押されている。珍しいパターンだ。

 「嫌な予感って?魔王?魔神?」

 「いや違うのぉ。ツヨシの心が躍っているように感じてな。何やら人間式の宴か何か、うぐっ」

 慌ててゴラちゃんの口を塞いだ。こういうのはプチサプライズだからいいのだ。ネタばれ厳禁です。

 「こ、子供たちはどうした?」

 「爺共に預けて来たわ!子育て忘れたーなどと叫んでいたが無視だ。母にも休養は必要じゃ。して、私の存在忘れておったのか?どうなんじゃ?」

 「んなことねぇよぉ。ちゃんと準備出来たら、子供たちの様子見がてら呼びに行こうって思ってたよぉ」

 正直、忘れてましたとは口が裂けても言えない。準備すべきドレスが3セット。部分的には店売りで賄うしかなさそうだ。絹糸間に合うかなぁ。

 俺は心の中で、休暇の延長を女神様に申し入れた。受理して欲しい!

6終了。7どうしよう・・・

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