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Magic Construction#47

タイトルを中二な感じにしてみた。後、遂にブックマークが100件を越えました。ちょっとした目標が叶いました。

掃除が終わって、ひと段落すると、マギナが目をキラキラと輝かせながら抑揚のある声で比較的大声で言った。


「研究室を作って良い!!?」

「ダメ」


そう冗談で言ったのだが、マギナはいつもの無表情と違いはっきりとションボリとした表情をしていた。そういえば、何でマギナが俺の新家に住むことになっているんだ?しかも、割とノリノリだったし、よく解らん。まあもちろん冗談だから、訂正してあげないとな。


「冗談だよ」

「いいの!?」

「うん」

「ありがとう!!」


うん。幼女は笑顔でなくてはいけないな。いやー可愛いし癒されるね。おっといかんいかん。勝手にそこらへんに作られても困るし場所を指定しとくか。


「あ、あの廊下の突き当たりの上り階段がある所に地下室へと続く階段を作ってね」

「え?階段!?魔動エレベーターはダメなんですか↓」

「べ、別に良いけど」

「ありがとうございます!!じゃあ早速作業に・・・ごほん。じゃあやる」


やっと気づいたか。気づいたときに顔を赤くしたのが可愛かったな。それにしても魔動エレベーターって魔法で動かすエレベーターかな?ここの地下を研究基地にしたり、しないよね。怖いんだけど。そういえば、オウター家の屋敷ってだいぶ高いからどうするんだろうと思ってたけどエレベータがあるからいちいち上らなくていいから大丈夫なんだな。ついでだから工事の様子でも見ておくか。


まず、マギナは階段の横にあるギリギリ二人の大人が入りそうなくらいの隙間のとなりの床についている木の板の束を正方形に切り取り魔法でどかす。そこでマギナが数秒止まった。おそらく詠唱を心の中で行っているからなのだろう。するとさっき切り取ったところに正方形の穴が出来た。


そこから機材が無いのにどうするのかな?と思ってマギナをみていると、まるでこの世の終わりだという絶望に満ちた顔をしていた。恐らく、考えなしに作ろうとしたんだろう。別に、絶望に染まっている顔が面白かったり、可愛かったりするわけでもないのですばやく俺はアドバイスした。


「召喚魔法とか使えばいいじゃん。ないなら作るとか」

「何かを召喚する魔法は無い。作り方は歴代のオウター家当主しか知らない」

「え、そうなの、前はなしたときは作れそうな口ぶりだったけど」

「頼もうと考えていただけ」

「そうか、リーフィアにも教えちゃったしマギナにも教えてあげるよ」

「お願いします」


そう、マギナが頭を下げながら頼んできた。なので俺はマギナに魔法の作り方を教えることにした。


「魔法を作るのは意外と簡単だ。作りたい魔法をイメージしながらその内容にあった文を考える。たったこれだけだ」

「本当に?」

「本当だから!試してみればいいだろう?」

「解った」


そしてマギナは信じてくれたのか、目を閉じながら詠唱文を唱え始めた。


「我、望郷を訴えたり 我、帰郷を訴えたり 遥か 彼方 千里 彼方 万里、万里、遠き、故郷よ この手に届かぬ、在りし場所よ 我、妄執を訴えた『ちょっと待った!!』」

「ヒョウガ、なんですか?」


気のせいかもしれないがマギナの視線が疑いの視線な気がする。もちろん理由はあるけど言えるわけが無い。中二中二していて意外と気に入っているラノベの呪文に非常に似ているから、聞くたびに校長のことを思い出してラノベが読みたくなるから、止めました。とか。気になるからためしに呪文の名前を聞いてみよう。


「魔法の名前は何にするつもり?」

「移ろい○門」

「変えようか」

「トランスポ○タル」

「いいな」

「じゃあ詠唱文も変えようか」

「なんで?」

「だって、長いでしょ。そんなに長くしなくても大丈夫だよ」

「わ、わかった」


「我は帰郷を訴え、我は望郷を訴える。遥か彼方にある故郷よ。我の力を持ってこの隔つ距離を繋ぎ給え」


「出来たの?」

「解らないな。使ってみれば解るだろう」

「そう」


「我は帰郷を訴え、我は望郷を訴える。遥か彼方にある故郷よ。今我の力を持ってこの隔つ距離を繋ぎ給え」


そうマギナが言うと足元から魔方陣、ではなく。マギナの目の前に俺よりちょっと高いくらいのSF物に出てきそうなワープホールが出てきた。そのワープホールは基本的に水色で、半円だ。途中で中に円の弧を描く白い線が五本入っておりどんどん動いて前に来ては消え奥で出来て消えを繰り返している。


ここはファンタジー世界だよね。エレベーターといいこれといいSF世界になりつつないか。まあ魔法科学が発展したSF世界というのも魔法○みたいだからいいからいいか。いや、あれはちょっと違うか。まあいい。こんなことを考えている間にマギナはどっかに行った。まあ盗人するような人ではないし、鉱山とか工場とか行ってもお金をはらって買い取ってくるだろう。まあ十中八九オウター家の屋敷だろうが。


そして十数分後に戻ってきた。気が早いとは思うのだが、そろそろお腹が減ってきた。現時刻は6時05分だ。まあちょっと気が早いだけだろう。別にマギナが帰ってきてから夕食でも問題はあるまい。そんなことを考えながらリーフィアとトランプもどきをしているときにマギナが帰ってきた。ちなみにトランプは、ウンディーネがかなり弱かった。そしてマギナは言った。


「オウター家でヒョウガに晩餐を共にして欲しいだって」

どんどん主人公の優位性が失われている気がする。これって、もはや仲間Tueeもののラノベだよね。でも主人公は話の最後には凄いことになるんだけど。


魔法名に関しては主人公はまだ、アニメを見ていないので気づいていないということで。WIKIで調べるとイレイティックポータって書いてあるけど、アニメではトランスポータルって言ってんですよね。聖剣に関してはラノベを持っていないので詳しくはわかりません。近くのブックオフに行っている時間がないのでそこれへんは目をつぶってくれるとありがたいです。そして、準備で終わってオウター家の晩餐に招待されるという。ごめんなさい。

次回はオウター家で主人公に福が降りかかる。次回をお楽しみに

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中二部!  新しく勉強の息抜きとしてはじめた新小説です。学園ラブコメ、中二病ネタが好きな人は見て見てください。
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