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家が勝手に決められてしまった#45

冒頭は設定垂れ流しです。

ライスから出るといつも通り馬車に乗った後(リーフィアの隣)マギナがベルンの構造と土地の値段の話をし始めた。


「家を買うから不動産屋につく前にベルンのことについて話す」


「まずベルンはあの砦と同じものが三つある。後ろの砦と前の砦そして奥にもう一つある。初めはベルンは奥の砦の所だけだった。だけど、その後にベルンの拡張が二回行われているから三つある。その関係上、重要な建物は最初の頃に建てられるから、一番奥の砦に集まる。ちなみに重要な建物とは市役所や大学や大図書館や冒険組合などの組合のこと」


「だから必然的に奥の砦の地域が土地の値段が高くなる。でも決してここの一番奥の砦が土地の値段が安いわけじゃない。なぜかというと、商人や冒険者が一番最初に来る場所がここだから、お金を落とす可能性があるから。だけど最終的には奥の砦の方がお金を落とすから奥の砦ほどじゃない。つまり土地の値段を順に言うと一番奥、ここ、二番目の砦。の順になる」


「そういうことで二番目の砦の中は今、住宅街になりつつある。だけどまだ空き地のまま放置されてたり中古物件があったりするところがあるはずだから買える。ということでわたしは二番目の砦の中がお勧め」


「大学ね。行ってみたいかもな。でも、二番目の砦の中が安いって言うならそこでいいかな」

「わたしはどこでもいいです」

「ウンデイーネも!!」

「つ、遂に同居生活ですか。覚悟を決めないといけませんね」

「お、おい。別に何も俺はやんねーぞ」

「いや、恥ずかしがらないでもだぃ・・・・」

「リーフィアが恥ずかしがってんじゃねーか!」

「研究が出来る」

「一応言っとくが俺の家だからね。勝手に研究とかしないでよ」

「問題ない。一緒にするから」

「はぁーまあいいか」


何か急に俺がツッコみ役になってるんだが、というかよく俺ツッコんだな。今までだったらスルーしてたのに。恐らくベルン食のおかげで上機嫌になってたからとか、そんな所だろう。決して今まで美少女が恐れ多くて距離をとっていたからとか、そんな理由ではない。


そんな風に心の中で誰かに良いわけを言った後、十数分すると二番目の砦の中に入り不動産屋の前に到着した。そして、俺たちはマギナを先頭にして馬車降り、そのままマギナを先頭にして不動産屋に入った。ちなみに、俺達が入った不動産屋はメッド不動産という看板の付いた石造りの普通のサイズの一軒屋だった。


不動産屋の中に入るとイス五個とセットのテーブルが二つ置いてある。冒険者ギルドの掲示板のようなものが置いてあり、そこに家の立地や特徴、大きさなどがこと細かくしるされていた。ちなみに写真がこの世界にはないのか写真が張ってある紙は無かった。


そんなことを思っているとマギナが隣に来て掲示板を端から端まで見ながらゆっくり歩く。するとマギナは端から端まで歩くと真ん中当たりの一番上の紙を取っていってしまった。え、ちょっと待てよ速くないか。掲示板には縦に四枚紙が貼ってあるんだぞ、それをゆっくり歩いているからといってあの詳しく書いてある紙を全部一気に四枚は読めないでしょ。


ちゃんと読んだのかな?と疑心暗鬼になっているとマギナが言った。


「この物件を買いたい」

「お客さんはお目が高いですね」

「ここに拇印ぼいんとお名前をお書きください」

「ヒョウガ、よろしく」

「解った」


俺は拇印を押し、署名をし終わると、俺は考えていた。さっきあの店主の人マギナが紙を見せた直後、僅かに苦虫を噛み潰したような表情をしていた気がするんだが、気のせいだろうか。マギナはあの、物件がお買い得ということをあの歩いている間に見抜いていたのか?ありえないでしょ。というかおっさん。そんな表情になるような値段を書いておくなよ。


こうして物件をマギナに決めてもらったあと、俺たちはその家へ向かうために馬車へと向かっていた。

次回からは研究回、知識チートの威力はいかに!?

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中二部!  新しく勉強の息抜きとしてはじめた新小説です。学園ラブコメ、中二病ネタが好きな人は見て見てください。
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